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    ドリームライフ 1

     01, 2012 07:00

    今日は彼女と久しぶりのデート。

    渋谷のハチ公前で待ち合わせ。

    そこで綺麗なお姉さんにいきなり声を掛けられた。


    「アンケートお願いします!
    お答えいただくだけで、こちらの図書券差し上げますので。」


    「何か買わされるんだろ~?」


    「いいえ、本当にアンケートだけです。」


    「本当に?…。それなら…。」


    つい、図書券に釣られてしまった。


    まあ、適当に書いときゃいいさ。

    軽い気持ちで書き始めた。



    【好きな女性のタイプは?】

    のっけから可笑しな質問だな。


    「オカチメンコ」

    クククッ!。


    【子供はどういう風に育って欲しいですか】

    なんだこりゃ?


    「極悪人」

    アハハ!


    【家を買うとしたら、一戸建て?マンション?】

    家なんか買えるもんか!俺はプー太郎だぜ。


    「マンション」

    ケッ!


    【老後はどう過ごしたいですか】

    いきなり老後かよ…


    「気儘に1人暮らし」

    ナハハ…。


    【人生の最期はどう迎えたいですか】

    か~!何だこりゃ?


    「一瞬で死にたい」

    キャハハ…。


    「はい!できましたよ。」


    「どうもありがとうございます。
    では、こちらが図書券です。
    お楽しみ下さいね~!。」


    はあ?

    何をお楽しみ下さいなんだ?


    その時目眩がした。

    目の前が真っ暗になる。

    一瞬のブラックアウト。



    「ハッピーバースデートゥユー!」

    なんだ!


    ここは、… 俺の部屋だ。

    誰だ!このオカチメンコ女は!!


    「お、お前は誰だ!」


    「やだ~!もう、勇次ったら… 自分の奥さん、忘れちゃったの~!

    ぷぷぷ♪

    勇次ったら冗談バッカリ… そんなところ大好きだよ~!

    チュッ!」


    うぁ~!!

    な、何しやがんだ!

    このオカチメンコ女!


    「や、止めろ。いきなり何しやがんだ~!!」


    「キャハハ…。勇次ったら照れてる~!
    大好き!チュッ!」


    「や、止めろ~!」


    気持ち悪い!

    抱き付くな~!


    「ちょっと待ってくれ!
    ワケがわからないんだ!
    説明してくれ!」


    「どういう意味?
    本当に私の事忘れちゃったの~!

    どうしちゃったのよ~!

    愛し合ってるんでしょう!

    なのに…どうしてそんな酷い事言うの~。

    せっかくのお誕生日祝いなのに!」


    「あ、いや…。
    な、泣かないでくれ!

    ちょっと混乱してるだけなんだ!」



    違う!

    ちょっとじゃない。

    死ぬほど混乱してる!




    誰なんだこの女は…。


    つづく




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    ドリームライフ 2

     02, 2012 07:00

    何が何だかわからないが、とんでもない事になっている事だけは確かだ。

    取り敢えず、この状況を把握するのが先決だ。


    「悪かった。ちょっと、寝ぼけちまったみたいだ。
    なぁ… お、お前…」


    「お、お前なんて…

    やっぱり酷い~!

    里奈の事忘れたんだ~!」



    りな?


    そんな女知らねーぞ!

    一体全体どうなっちまってるんだ~!



    「り、里奈、大丈夫だから…。
    泣くな。泣かないでくれ!」


    「本当に里奈の事覚える?
    忘れてない?
    勇次、私の事愛してるよね?」



    じ、冗談じゃねぇ!

    お前みたいなオカチメンコ、誰が愛してるもんか!



    「ああ…。あ、愛してるとも…。」


    「良かった!チュッ!」


    うぁ~!

    止めろ~!


    「り、里奈。少し記憶が混乱してるようなんだ。ちょっと教えてくれ!」


    「勇次、本当に大丈夫?ちゃんと私の事覚えるの?」


    「ああ、それは大丈夫だ。

    ただ、それ以外の事がはっきりしない…。

    なあ、今日は俺の何才の誕生日なんだっけ?」


    「本当に覚えてないの?
    今日は勇次の25才の誕生日だよ!」




    25才!



    5年も先じゃないか…。

    一体全体どうなっちまってるんだ。


    「そ、そうだったな…。少し思い出してきた…。」


    「勇次、私と去年結婚したのは覚えてるよね!」



    去年、結婚した?

    知るか~!、そんな事~!!


    沙織とはどうなったんだ!

    あんな美人の恋人がいたのに、なんでこんなオカチメンコと結婚なんか…。




    ん?



    オカチメンコ!



    ま、まさか!

    あのアンケートが何か関係あるのか?


    「どうしたの勇次?大丈夫?
    顔が真っ青よ!」


    「い、いや… 何でもない。
    ちょっと考え事をしていただけだ。心配いらない。」





    そうだ!


    やっぱりあのアンケートが関係あるはずだ。


    アンケートを書き終えてすぐに眩暈がして…真っ暗になった

    …その途端にこの状況だ。

    しかし、一体どうすればいいんだ。


    「勇次、勇次!」


    「あ、ああ、大丈夫だから…。

    腹がすいた。取り敢えず飯にしようか。」


    「そう?じゃあ用意するね。」



    里奈が食事の用意に席を立った…。


    その瞬間、また、あの眩暈が…



    一瞬のブラックアウト。






    「キャー!!」



    な、なんだ!



    里奈の悲鳴か?



    「ウォリャー!

    死ね~!

    くそオヤジ~!!」







    な、何なんだ~!


    つづく




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    ご訪問ありがとうございました。

    ドリームライフ 3

     03, 2012 07:00
    「ウォリャー!

    死ね~!!

    くそオヤジ~!!」


    「キャー!!やめて~!!

    魔太郎くん、お願い!」


    「うるせークソババア!どけ~!!」


    「キャー!!」


    「死ね~!!」



    何だ?

    誰だ?

    魔太郎って?



    【バキ!ボコ!…】



    「うぎゃぁ~!!」



    がぁ~!!

    こ、殺される!

    た、助けてくれ!

    と、取り敢えず、謝ってしまおう!


    「す、すまない!許してくれ!

    魔太郎くん!止めてくれ!」



    【バキ!ボコ!】



    「ぐぁ~!!」


    「ふん!ちったあ思い知ったか、この、くそオヤジ!

    今度俺に、四の五の抜かしやがったら、本当にぶっ殺すぞ!」


    「す、すまない!」



    【バタン!】



    「お父さん、大丈夫!」



    お父さん?

    誰が?

    俺が?

    お父さん?

    だったら、今の悪魔は…俺の息子?

    魔太郎?

    何て名前を付けてるんだ!

    名前そのものに育っているじゃないか!



    「里奈…。一体、どうなっちまってるんだ!教えてくれ…。」


    「お父さん、大丈夫?ワケがわからないの?」


    「ああ…。一体どうしてこんな事になっているんだ!」


    「ああ、どうしましょう。きっと打ち所が悪かったのね。

    お医者さんにいく?」


    「いや、いいんだ。

    ちょっとだけ説明してくれれれば、きっと思い出すから…。」


    「そう?… 今日魔太郎くんが万引きして警察に行ったの…。

    帰って来て、お父さんが魔太郎くんに注意していたら、急に魔太郎くんがキレちゃったの…。

    それで、バットでお父さんを…。」


    「里奈…。俺は今何才になったんだ?」


    「お父さん!本当に大丈夫なの?自分がいくつかもわからないの?」


    「大丈夫だから…。とにかく質問に答えてくれ。俺はいくつになったんだ!」


    「お父さん…。45才よ…。今日は、お父さんの45才の誕生日よ…。クスンクスン…。」


    「泣くな…。里奈…泣かないでくれ。」



    45才!


    25年も先じゃないか!

    一体どうなっているんだ!


    あっという間に、次から次へとタイムスリップしている。


    それもあのアンケートに書いた内容が現実になっている。

    冗談じゃない。

    俺はこんな人生まっぴら御免だ!

    魔太郎なんて息子はいらない!

    お願いだ…神様!助けてくれ!




    その瞬間またあの眩暈が…。


    一瞬のブラックアウト。



    「1111番!

    出ろ。面会だ!」


    な、何だ~!!

    ここは…。


    つづく



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    ご訪問ありがとうございました。

    ドリームライフ 4

     04, 2012 07:00

    「1111番!出ろ。面会だ。」


    ここは…。


    け、刑務所!


    何故だ~!!


    あ、マンション…!


    しかし、いくらなんでもそりゃあないだろう!


    「早くしないか!」


    「はい…。」



    【ガチャ…】


    里奈…。


    「お父さん…。元気にしてますか?」


    「なあ、教えてくれ…。俺は一体何をしたんだ!」


    「… わかってます。私は、お父さんを信じてます。

    あの子が…魔太郎が…きっと魔太郎が…クスンクスン…。」


    「泣くな…。頼むから…キチンと教えてくれ!俺は…また少し記憶がないんだ!」


    「えっ…クスンクスン…じゃあ、魔太郎のお友達4人を殺した犯人にされてしまった事も覚えてないの?」


    魔太郎の友達4人を殺した犯人?

    俺が人殺しだって!


    「そんな馬鹿な!」


    「ええ、わかってます。きっと魔太郎がお父さんに罪を着せたんです。

    でも…魔太郎は、あれから行方不明になってしまって…。

    お父さんの無実を証明出来る人間が誰もいないの…。クスンクスン」


    じゃあ、俺は…。

    俺は一体どうなってしまうんだ!


    「お父さん…元気出して…今、弁護士さんがどうにかしようとしてくれてますから…。
    お父さん…60才のお誕生日おめでとう…。クスンクスン…」


    ろ、60才!

    40年も先じゃないか!

    俺は一体どうなっちまうんだ!


    「時間だ!」


    「あ、お父さん…。」


    「里奈…。」



    次の日の朝…。

    コツコツ、コツコツ


    「1111番、出ろ。」


    なんだ!


    「はあ…。」


    コツコツ、コツコツ。


    「看守さん、どこへ行くんですか?」


    「… …」




    一瞬で死ぬ…。




    嫌~な予感が的中した。




    死刑台だ!




    た、助けてくれ…。

    布キレを被せられ何かの上に立たされて…首には、多分ロープが…。



    【ガッタン!】



    ぐぁ~!!


    いやだ~!!

    死にたくない~!!

    助けてくれ~!!



    【ブラックアウト】




    【Game Over】





    な、何?


    あ、そうだ!ゲームショー…


    ヘッドセットを外して周りを見渡した。


    「如何でしたか?新発売のバーチャルリアリティゲーム ドリームライフ お楽しみ頂けましたか?」


    「あ、ああ… はい…。」


    「それは、ありがとうございます。」


    「いえ…。では…、失礼します。」


    「あ、少々お待ち下さい。よろしければ、簡単なアンケートをお願い致します。図書券を差し上げますので!」


    それだけは…。






    お断りだ!







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