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    くいずです!  1

     21, 2012 19:00
    【ぷるるる~。ぷるるる~。… 】



    電話が鳴っている。


    朦朧とした頭で、時計を見ると、真夜中の3時だ。


    一体こんな時間に何事だ。


    「はい、どちら様?」

    「くいずです!」


    【☆★☆★☆★☆】


    「何を言ってるんだ!
    こんな時間に非常識な!」


    「あだち充先生のタッチのヒロインだ~れだ?」


    「おい、こら、貴様は一体誰なんた!」


    「正解者には、賞金壱億円差しあげま~す。」


    「こら、何を言ってるんだ!」


    「制限時間は1分です。」


    「ちょっと待て。ちゃんと答えろ!」


    「チッチッチッ…、あと30秒」


    「な、な、何んだ」


    「チッチッ…壱億円要りませんか?チッチッ…あと10秒」


    「あっ、えっ…」


    「あと5秒」


    「ああ~、ひ、日高のり子!」


    「えっ!?…ピ、ピンポーン!


    せ、正解で~す!


    おめでとうございま~す。

    ……、マニアックな人なんですね~!


    では、さようなら~!」



    【プー、プー、プー】



    「あっ、ちょっと待て!

    おい、こら、

    いっ、壱億円はどうなってるんだ~!!」



    世の中、そんなに甘い話はない。


    ただのイタズラ電話だ。


    【ぷるるる~。】


    「くいずです!」



    休題



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    くいずです!  2

     22, 2012 19:00
    【ぷるぷる~ぷるぷる~】


    ハッと、目を覚まし朦朧とした意識で時計を見ると…ΑM3:00…。

    一体何事だ…。

    まさか…!


    「はい…。どちら様?」


    「くいずです!」


    【☆★◇◆ξ‡☆】


    「だぁ~!!又お前か~!いい加減にしろ~!」


    「賞金は、一億円です!」


    「イタ電はやめろぉ。ふざけるな!」


    「一億円要りませんか~?」


    「うるせー!どこにそんな金があるんだぁ!」


    「では、玄関のドアポストを見て下さい。」


    なんだと云うんだ…

    ドアポストに何があると…。
    ??

    何だこの封筒は…?


    ん?小切手?

    いち、じゅう、ひゃく、…。!!!

    いっ、一億円!



    【ドタドタドタ…】



    「ハァ、ハァ、もしもし?もしもし?」


    「見つけましたか?」


    「ああ、あった!おい…、あ、いや、ねえ…これは、本物ですか?」


    「もちろん、本物の小切手です。」


    「はあ…。」


    「くいずに正解すれば、アナタのものです。」


    「ゎ、わかった!」


    「では…。くいずです!」


    「はい!」


    「一億円の問題なので、少し難しいですよ~!… ユーミン提供曲で、まちぶせを歌ったのは…」


    「いっ、石川ひとみ!」


    「さんですが、…フライングですよ。クククッ…。最初にその歌を歌ったのは誰でしょう?」


    「ぁ…、ぅ~ん」


    「制限時間は1分、チッチッチッ…あと30秒。」


    「ちょ、ちょっと待って…」


    「チッチッチッ…あと10秒」


    「ぁ…えっ…みっ三木聖子!」


    「えっ!!ピ、ピンポーン!

    正解!

    本当にすごいですね~。

    チョーマニアックな人です。」



    「あ、いや…それほ」



    「おめでとうございま~す。では、さようなら~。」



    【プープープー】



    「どでも…。あ、ちょっと、待って…」


    「本当に…。うわ~!!やった~!!ぃ、一億円だ~!!」





    【次の日の朝一番】




    「次のお客様~。どうぞ~。」


    「こ、これ、お願いします。」


    「はい…少々お待ち下さい。…、」


    「お待たせ致しましたお客様。」


    「あ、はい!」


    「大変申し訳ございません。この小切手は…不渡りになっております。」





    【☆★☆★☆★】





    「なにー!」



    だから言ったじゃないか、

    世の中そんなに甘い話しはない。

    ただのいたずら電話だって…




    【ぷるぷる~】



    「くいずです!」



    閑話休題



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    くいずです!  3

     23, 2012 19:00
    【…次のニュースです。本日午後4時半東京府中で、現金輸送車が襲われ3億円が強奪され…】

    ん?どっかで聞いた事がある事件だな!

    チッ…どっちにしても景気のいい話だな…。

    俺は騙されて一億がフイだ。

    ああ~、胸くそ悪い、一杯引っ掛けてサッサと寝ちまおう!


    【ぷるぷる~】


    あん?朦朧としたまま時計を見ると、またAM3:00だ。


    まさか、また…

    「はい、どちら様?」

    「くいずです!」


    【☆★☆★☆★☆】


    「ふざけるなぁ~!!」

    「賞金は一億円です」

    「うるせー!コノヤロウー!もう、騙されねーぞ!」

    「では、ドアの外をご覧下さい。」

    ドアの外がどうしたと云うんだ…。

    ガチャ…。

    なんだ…このバッグ…うあー!こ、これは…本物か!

    バタバタ…

    「ハァハァ…もしもし!こ、これは…」

    「勿論、本物です!」

    「し、しかし…」

    「正解すれば…あなたのものです。一億円要りませんか~」

    「いや!やる!ぃえ…やらせて下さい。」

    「フフフ…。では…くいずです!一億円の問題ですから、難しいですよ~!!」

    「が、頑張ってみます!!」

    「では、問題です…
    なっちと言えば…」

    「え、簡単!安倍なつみ!」

    「さんですが…フフフ、また、お手つきですよ。ナッキーと言えば…誰?」

    「ええ…ナ、ナッキー?」

    「制限時間は、1分です。チッチッチッ」

    「ナ、ナッキー…」

    「チッチッチッ…あと10秒」

    「さ、榊原郁恵!」

    「ええっ!ピ、ピンポーン。正解!…本当にスッゴいですね~!!」

    「あ、いや~、それほ」

    「おめでとうございます!」

    【プープープー】

    「…どでも…あ、ちょっと、え、ほ、本当に~!!ヤッタァ~!いっちおっくえんダァ~♪」


    あはは、勿論俺は使いまくったさ。

    一億だぜ~。そう簡単には減らねえもんさ。

    今日もクラブ通いだぜ。


    「いつもの…。そう…。いいよ、いいよ~何でもたのみなぁ~!あはは…」

    ん?なんだこの場違いな連中は…


    「☆★だな…。強盗の容疑で逮捕する。」

    「な、何を…何なんだ…」

    「大人しくしろ。証拠は挙がってるんだ」



    【…次のニュースです。先日起こった3億円強盗事件の主犯と思われる男が逮捕されました。…】


    何度も言ったじゃないか。

    世の中そんなに甘い話はない。って。

    【ぷるぷる~】

    「くいずです!」


    完・・・?




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    くいずです!  リターンズ

     24, 2012 19:00

                    ☆


    「・・・・懲役12年に処す。理由・・・・」


    俺は、「くいずです!」野郎に嵌められ3億円強奪事件の犯人に仕立て上げられた。

    懸命の弁明に誰も耳を貸さず、そのまま刑務所暮らし・・・・

    長く、辛い10年を過ごす羽目になった。

    仮出所で刑務所から出所した俺はその後の人生の全てを「くいずです!」野郎を見つけ出すことに費やした。

    高い金を払って情報屋からあらゆる情報を集めた。

    そして、遂に・・やっと・・・「くいずです!」野郎の招待を突き止める事に成功した。

    「くいずです!」野郎の正体は、大田 仁 セコイ詐欺師野郎だった。


    報復してやる!ぶっ殺す!


    俺は「くいずです!」野郎の隣に引越し、どうにか合鍵を作ってその日に備えた。

    そして、念願の日はやって来た。


    その日、「くいずです!」野郎はセコイ詐欺を働き、なんとか成功させていい気分で一杯引っ掛けて帰ってきた。

    俺はこういう日を待っていた。

    そう、あの日俺もいい気分で帰ってきたんだ・・・

    「くいずです!」野郎が寝静まり、そしてあの時刻になった。

    深夜3:00・・・・

    俺は至福の時を迎えた。

    遂に、遂に、この日が・・・・

    俺は合鍵を使い、奴の部屋に侵入して決めておいた隠れ場所に身を潜めて復讐を開始した。


    深夜の静まり返った部屋に電話の呼出音が響いた。


    プルルルルル・・・プルルルルル・・・


    「んん?・・・3:00?・・・誰だ、こんな時間に!・・・」


    「くずです!」野郎は自分の事は棚に上げて、そう吐き捨てた。


    「はい・・・大田ですが・・・どちらさま?・・・」


    「くいずです!」


    「な、なに~?・・・」


    「正解したら、3億円です。」


    「な、何を言ってるんだ!・・誰だ!・・こんな夜中に悪ふざけはやめろ!」


    「3億円、要りませんか?」


    「い、いるか!そんなもん!いい加減にしろ!」


    「残念ながら、3億円は先渡ししてありますので、あなたに拒否する権利はありません。」


    「な、何を言ってるんだ!訳の分からないこと言ってんじゃねぇ!」


    「正解できなければ、3億円の代償としてあなたの命を頂きます。」


    「な、何?い、命?・・・だ、誰なんだ!俺に何をしようと言うんだ!」


    「それでは問題です。」


    「まて、答えろ~誰なんだ~!」


    「制限時間は1分です。」


    「まて、待ってくれ」


    「昨年、女優の宮崎あおいが離婚しましたが・・・その、夫は・・・」


    「ちょっと・・・・あ、あ~・・・答えればいいんだな!・・・高岡蒼甫だ!」


    「ですが・・・ふふふ・・お手つきデスヨ・・・」


    「あ、いや、わかった、答えるから・・・問題の続きを言え!」


    「夫は高岡蒼甫ですが、本当の離婚の原因となった、宮崎あおいの不倫相手は誰?」


    「な何?宮崎あおいが不倫していたと言うのか?」


    「・・・・あと30秒・・・10秒・・・」


    「ま、待て・・・」


    「ブー!時間切れです。それでは、命を頂きます。」


    「ま、待て、・・お前はいったい誰なんだ!・・・大体、本当に宮崎あおいが不倫していたのか!」


    「私が誰か・・・自分で考えるんだな!クイズの答えは・・・メイドの土産だ、教えてやる。V6の岡田准だ。・・・・プチ!プー、プー、プー・・・」


    「あ、ちょっと、待て!・・おい!・・・」


    「プー、プー、プー・・・」


    「ち、くそ!・・・こんな夜中にイタ電か!」


    俺は身を隠していた場所を出て、奴の元へ向かった。

    そして、奴が再びベッドへ潜り込んだ時、無言で奴の胸にナイフを突き立てた。


    「ぐわ~!」


    奴の断末魔が部屋に響きわたった。

    俺は遂に、遂に、復讐を果たした。

    長い長い年月だった・・・・


    ピーポー、パーポー・・

    ドアを叩く音が響く・・・


    「警察だ!ドアを開けろ!」


    え?なんだ?こんなに早く警察が来るなんて・・・なぜだ!

    その時、俺の携帯が鳴った。

    プルルルルル・・・プルルルルル・・・


    「はい、・・・・どちらさん?」


    「くいずです!」


    「な、な、なに~~~~~~~~!!!!」


    「ふふふふふふ・・・久しぶりですねー・・・」


    「ちょっと、まて!・・・ど、どういうことなんだ!」


    「さてね・・・では、問題です。」


    「ちょっとまて~~~!」


    「ダメ!時間がありません。ふふふふ・・・問題です。あなたが殺したその男、だ~れだ?」


    「だ、誰だって・・・大田 仁・・お前じゃ・・・」


    「ふふふふふふ・・・俺は、多田 仁・・・ただ じん だ。おおた じゃないよ・・・」


    「な、な、何~~~~~~!」


    「じゃあな!人殺し君!・・・・プチ!・・・プー、プー、プー、・・・」


    「ま、待て、待ってくれ~~~!」



    ドンドン!ドンドン!


    「警察だ!さっさとココを開けろ!」

    今日も真夜中に電話の音がする・・・

    プルルルルル・・・プルルルルル・・・



    「くいずです!」



    閑話休題




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    「・・・・被告人を無期懲役に処す。理由・・・・」


    あれから20年が過ぎた。

    最初にくいず野郎から電話が来てからは32年が過ぎている。

    騙され続け、3億円強盗の濡れ衣で10年の懲役をくらい、その復讐にくいず野郎を殺し・・

    たと思ったら、人違いで全く関わりのない人間を殺してしまいその償いに20年を費やした。

    今日晴れて仮出所となったが俺の気持ちはもう決まっていた。

    いや、この32年それだけを思い続けて生きてきた。

    あのくいず野郎を殺してやる。

    絶対に殺す。

    当然だ。

    何の罪もないこの俺を罠にかけ人生をボロボロにされたのだ。

    それ以外にあいつに罪を償わせる方法は無い。


    前回はAKB探偵社とか云うペテン師探偵にガセネタを掴まされ、赤の他人を殺してしまった。

    今回はそんな間違いは犯すわけにはいかない。

    なので有名な探偵2人に別個依頼して裏とりするのも忘れない様にした。

    因みに有名な探偵二人とは渡辺探偵事務所のサワタリさんと亜愛探偵事務所のアアイさんだ。

    この二人なら一人だけでも大丈夫だろうが、念には念を入れて二人に依頼したのだ。

    依頼して3ヶ月、ほぼ同時期に二人の探偵から調査報告書が届いた。

    二人共全く同じ人物を特定した報告をしていた。

    多田 仁・・・ただひとし・・・憎んでも憎みきれないくいず野郎・・・・

    前回のAKB探偵社のペテン師野郎は大田 仁・・おおたひとし をそいつだと報告してきたが、ただのけちな詐欺師だった。

    そうとも知らずおれは何ヶ月もそいつを付け回し、用意周到にそいつを殺したのにその瞬間くいず野郎から電話が来ておれは絶望のどん底に突き落とされた。

    今回は絶対にそんなミスはしない。


    俺は多田 仁の居所を突き止め、そいつを監視し始めた。

    報告書によると多田は32年前に宝くじに当たりそのお金を元に今の事業を起こし成功を収めていた。

    いや、違う!その金は3億円強盗で盗んだ金だ。

    俺に1億だけくいずの賞金として渡し、俺がそれに気づかず大盤振る舞いして遊んで警察に目をつけられ、その上盗まれた金で製造番号のわかっていた紙幣全てが俺が使った金から出てきたのだ。

    おれの言い訳等警察が信用するはずが無かった。

    その残りの足がつかない2億であいつはこんな贅沢な暮らしを32年続けていやがるんだ。

    俺の32年を犠牲にして・・・・・

    絶対殺してやる。

    その思いがドンドン増幅されていく。

    それから1年、おれはあいつを監視し続けた。

    あいつの行動パターン全てを完璧に理解し、あいつの弱みも分かった。


    今日は俺の誕生日・・・60になった。

    あいつさえ居なければ俺は27という人生で最高の時期から今までどんな人生を送れていたんだろう・・・・

    前回は殺した後の事まで用意周到に準備していたが、あいつが通報しやがった為にそれも無と帰した。

    今回は後のことなどもうどうでもいいので確実に殺せるその時だけを待っていた。

    そして偶然にも俺の誕生日にその日はやってきた。

    あいつが取引先とゴルフに行く事になっていた為あいつは今朝早くからゴルフ場で待機していたが、相手の都合が悪くなりゴルフ場でキャンセルを知らされた。

    そのまま帰るかと思っていたが、あいつは1人でコースに出てラウンドして帰るつもりのようだ。

    そばに居るのは年を取ったキャディーだけだ。

    こんなチャンスは滅多に無い。

    俺は即決した。

    今日、ここでアイツを殺してやる。


    あいつがコースに出て30分ほどは林の影から様子を見ていた。

    周りには人影なし。

    あいつは調子が良いらしく上機嫌だった。

    まあいい・・・人生最後のひととき位上機嫌でいれば良い。

    その方がおれに殺される時の絶望も深いだろう。

    俺はあいつを殺す時を9ホール目と決めた。

    また30分過ぎてその時はついにやってきた。

    あいつが9ホール目をホールアウトした瞬間、あいつの後ろに忍び寄り持ってきたアーミーナイフであいつを一突きした。


    「キャーーーーーー!!!!!」


    年寄りキャディの悲鳴がゴルフ場に響き渡った。


    遂に、遂に、俺は復讐を果たしたのだ・・・・・

    俺は感無量だった。

    何の後悔もなく、ただただ至福の時間を過ごした。


    「プルル・・・・プルル・・・・」


    その時携帯が鳴った。

    俺の背筋が凍る・・・・・

    まさか・・・・いや、そんな筈は無い。

    用心に用心を重ね、この復讐を果たしたのだ。

    恐る恐る電話に出た。


    「はい・・・・どちら様?」


    「・・・・・・・・・・」


    「もしもし・・・・どちら様?・・・・」


    「・・・・・・・・・・」


    「ちっ!イタ電かよ!」


    俺が電話を切ろうとした瞬間・・・


    「・・・・・・くいずです!そこに倒れてる人はだ~れだ?」


    ・・・・・・そんな・・・・馬鹿な・・・・


    あの忌まわしい声が聞こえた。



    「う、嘘だろ!!!そんな馬鹿な・・・お前は今、俺が殺した筈だ~~~~~~!!!」


    「ぷぷぷ・・・・また人違いで人殺ししてしまいましたね~!」


    「そ、そんな筈は無い。俺は今回は2重3重に用心して計画したんだ。間違えるはずがない!!!」


    「でも、人違いですよ~~~ぷぷぷ・・・・」


    「そんな・・・前回、お前も自分の名前を多田 仁だと名乗ったではないか~!」


    「ぷぷぷ・・・・どうして私が本名を名乗るんですか?嘘に決まってるでしょう。ぷぷぷ・・・・」


    「そんな・・・じゃあ・・・今回の探偵が2人共間違ったとでも言うのか!」


    「ぷぷぷ・・・・32年前、いや33年前にその多田 仁さんが宝くじに当たったので、その時から前回の大田 仁さんと同じく私がそれらしくなりすましていただけですよ。」


    「そ、そんな・・・・・お前は、お前は一体何者なんだ・・・・・」


    ピーポーピーポー・・・・


    遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきた。

    分かっている、またコイツが通報したんだ・・・・


    「まあ・・・それはあの世でじっくり考えて下さいね♪時間は永遠にありますから・・・ぷぷぷ・・・・」


    「く、くそ~~~~~!!!!貴様~~~~~~!!!!」


    「まあ・・・そう、興奮しないで。・・・では、人生最後のくいずです!」


    「う、うるさ~~~い!!!」


    「まあ・・・まあ・・・では問題です。あのパトカーは一体誰を捕まえに来ているんでしょう?チチチ・・・・制限時間は3分です。」


    「・・・・・くそ~~~!!俺だろ!お前が通報したんだろ!」


    「ピンポ~ン!!!!正解です!!!凄いですね~~~!おめでとう~ございま~す!」


    「う、うるさ~~~~い!」


    「では、賞品の発表で~す!!!!!ドロドロドロ・・・・・賞品は~!絞首刑のロープで~す!!!!!」


    「う、うるさ~」


    プチッ・・・・・


    電話は切れていた・・・・・


    俺の側には宝くじに当たって人生を謳歌していた何の罪もない人が倒れていた。


    俺はその場に崩れ落ちた・・・・・






    今日も真夜中に電話の音がする。


    「プルルル・・・・プルルル・・・・くいずです!」





    閑話休題
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