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    悪夢  2

     19, 2012 19:00
    私は、自分で言うのも何だけど、イケています。

    いえ、イケてい過ぎているのです。

    街を歩いているだけで、私の後ろは老若男女を問わず、人、人、人の長蛇の列です。

    「ミレイちゃーん」
    「ミレイさーん」

    ひっきりなしに、声が掛かります。

    買い物をすると、あっという間にその品物は売り切れです。

    みんなが、私と同じものを買い求める為です。

    何時もは、空席が目立つ近所のスタバも私が、立ち寄るとあっという間に満席になってしまいます。

    09のセールなんかに出掛けると、もう大変!
    みんなから、もみくちゃにされてしまいます。

    友人たちは、そんな私を羨ましいと言いますが、私は流石に疲れ果ててしまっています。


    暫くの間、一人になりたい。


    誰も居ない何処へ行って静かに過ごしたい。
    そう思って、今日南海の孤島へ旅行しに来ました。

    全くの無人島です。

    「あ~、気持ちイ~、癒やされる~。」

    その日は、本当に休まりました。


    「ミレイさーん」
    「ミレイちゃーん」
    「こんにちは~!」


      ★☆◎▼!!?

    響き渡る人々の声で、目を覚ました。

    「嘘でしょう?」

    思わず呟いていました。

    ああ…、もうウンザリです。
    誰も居ない何処へ行ってしまいたい。
    一人になりたい…。



    ピピピッ!ピピピッ!
    アラームの音で、目が覚めました。

    ああ、夢だったんだ。


    目の前には、核戦争で滅亡した地球が見えています。

    ここは、宇宙ステーション。

    私は、人類最後の生存者。

    宇宙に一人ぼっちの生き残りです。

    悪夢です…。

    夢なら覚めて…。


    休題



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    姉妹ブログで無料動画ステラ座やっています。お暇があれば覗いてみてください。


    こちらより




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    悪夢  3

     20, 2012 19:00
    コンコン!

    ノックの音で目が覚めた。

    悪夢を見ていた様だ。

    身体中、汗でびっしょりだ。


    「はあい、どなた?」

    「警察だ!」

    けっ!警察?… マズい!
    薬が、そこら中にとっ散らかっている。

    どうすれば…、…! あれだ!昔聴いたYMOの、あれだ。

    「…だぁぁれぇい?


    「警察だ!麻取り違反の容疑だ。ここをあけろ!」

    急いでかたさねば…、 マズい!マズい!どうすれば…。

    「だ、だ、だぁぁれぇい?」

    「警察だ!開けろ」

    「警察?」

    「そうだ、早く開けろ!」

    「んー、ここは、警察じゃないよ~」


    ふふふ、いい調子だ。あの通りなら、諦める筈だ。


    「ここは、警察じゃないよ!俺が、警察だ!」

    「警察?」

    「そうだ…。わかったら、早く開けろ!」

    「…だぁぁれぇい?」

    「きっ…、きっさま~、舐めてんのか?サッサと開けろ!」

    ん、なんか違うぞ…

    「だぁぁれぇい?」


    ガーン!!

    ドアが、けやぶられた。

    私は慌てふためいて、やっていけない事をしてしまった。
    側にあったナイフを思わず突き出してしまったのだ。

    「きっ、きっさまー!」

    警官は銃を抜き、発砲した。

    バーン!

    私の胸が鮮血に染まった。




    ドンドン!



    ノックの音で目が覚めた。

    ああ、夢だったのか…。

    悪夢だ。

    警官に撃ち殺されるなんて…。

    ドンドン!ドンドン!

    「五月蝿いなぁ、… ちょっと待ってくれ。」

    「なぁに?」

    愛人の瑠璃が、甘えた声で、俺の胸元に顔を埋める。

    瑠璃の身体をそっと横にズラし俺はドアへと歩いていった。

    その間も、ノックの音はひっきりなしに鳴り響いていた。

    「分かって言ってるだろう。ちょっと待ってって!」

    ドアのノブに手をかけながら、…

    「誰だ!こんな朝っぱら…」

    ドアを開けた刹那に俺は、言葉を失った。
    目の前に妻が、鬼の形相で仁王門立ちしていたのだ。

    「お、お前…、何故!?…」

    余りに狼狽し、言葉が続かない。

    「どいて!」

    妻の剣幕に、私は抗しきれず中に招き入れる形になってしまった。

    マズい!

    しかし、時、既に遅し。

    「キー!」

    妻の怒りは、一身、瑠璃へと向かう。

    「キャー、キャー、止めて!」

    妻が、瑠璃を引きずり回している。

    私はなす術がなかった。いや、恐怖で足が竦んでいたのだ。

    「止めて~」

    瑠璃の声が響きわたった。

    何事か…?

    妻が包丁を手にしているのだ。

    「いかん!」

    私は咄嗟に妻の前に立ちはだかった。

    ズブッ!!

    激痛が全身を駆け巡った。
    刺されたのだ。

    「うっ…」

    そのまま、私は倒れ込んだ。
    どうやら、刺され所が悪かった様だ。
    すぐに、目の前が暗くなった…。

    「キャーキャー」

    妻のものとも瑠璃のものともつかぬ悲鳴が、微かに聴こえた。



    ガンガン!

    ノックの音で目が覚めた。

    ああ…、良かった…。夢だったのだ。

    悪夢だった…。

    「1192番、出ろ」

    戦慄が、身体を突き刺した。

    そうだった…。
    今日、俺は処刑されるのだ。

    目隠しをされ、死刑台の階段を上った。


    お願いだ!さっ さっ覚めてくれ!


    【ガッターン】

    休題
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