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    警告の暗殺者

     31, 2012 19:00
    私は現在、世界ナンバーワンスナイパーの称号を欲しいままにしている。


    人は私を警告の暗殺者と呼ぶ。

    それは私が必ず1発目は警告に、その直後に2発目を放ち目標を仕留めるためだ。


    そして、私はまだ1度も仕事をしくじったことがない。

    その為世界各国の情報機関から注文が途切れることはない。


    また、私は用心深い性格で未だその正体を誰にも知られたこともない。

    まあ、私の容姿が目立たぬ平凡なものによる事は否定しない。


    そして私は今までの暗殺者たちと違い仕事に必ず自分の女を連れていく。

    またこの女が十人並の容姿で全く目立たないのだ。

    どこを歩いてもただの旅行者にしか見えやしない。


    今回もお得意様のCI〇から□国の大統領候補の暗殺の依頼がきた。

    どうやら、その候補者の主義主張がお気に召さないようだ。

    まあ、私にはそんなことは関係ない。

    私は大金を貰って仕事を成功させればそれでいいのだ。

    なんたって、世界ナンバーワンのスナイパーだ。

    ひと仕事で、まあ並みの人間の一生分の稼ぎになる。

    さて、そろそろ出発するとするか・・・


    「おい、そろそろ出かけるぞ。」


    「はい。準備はできてます。」


    容姿は十人並みだが、この女は私にとってなくてはならないイイ女なのだ。

    気立ても良く、私の仕事を否定するようなこともない。

    まさに、スナイパーの私にはうってつけの女だった。


    現地に着いて下見も準備も全て終え、その日は女と愛を確かめあった。

    私の唯一の癖だった。

    どうにも仕事の前日は体が火照って眠れない・・・

    女も同じくいつもにも増してその日は大胆になる。

    それもまた仕事の楽しみになっていた。

    いよいよ明日だ。



    当日になり私と女は狙撃地点へ向かった。

    目標まで約2キロは離れている。

    この距離から狙撃出来るスナイパーは私たちが最初で最後となるだろう。

    また、たとえ失敗しても私たちが捕まることはない安全な距離でもある。


    いよいよ、目標の車が狙撃地点に差し掛かった。

    私は狙いを定め・・・引き金を引いた・・・


    [バシュッ!]




    「(´;ω;`)ウッ…」

    し、しまった・・・外した!!!!!


    [バシュッ!]



    見事、目標を捉えた!

    いつもながら見事な狙撃だ・・・







    「もう・・・あなたったら、いっつも外すんだから~~!」


    「あ、スマン・・・まあ、いいじゃないか。お前が当てて万事めでたし、めでたしだ・・チュッ♡」

    「もう・・・♡」




    ふん!そうさ!

    彼女が世界一のスナイパーさ!

    私はダメダメスナイパー・・・当たりゃしない!


    閑話休題




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    時の片~かけら  18

     31, 2012 07:00
    「教授~・・・・」


    拍子抜けした幸治が諸熊にそりゃないでしょ・・・って感じの視線を向ける。


    「あ、イヤ・・・まあ、解らないのだけど・・・これは個人的な意見として言うと・・」


    「あ、ハイ・・・」


    「このナイトヘッドの活動がタイムスリップと密接な関係を持っているのは想像に難くない、と云う事だね。」


    「じゃあ早苗さんのタイムスリップは外的要素では無くて自身の内的要素で起こっていると云う事ですか?」


    「うん・・・そう云う事になるかな。ただ、そのナイトヘッドの活動が活発になった理由は最初の眼鏡橋の崩落時に、多分・・・頭を強打したのが原因と考えられるけれどね。」


    「そうですか・・・じゃあ先生、私の記憶の一部が無い事もその事と関係しているんでしょうか?」


    「そうですね、頭部の強打はしばしば記憶喪失の原因になりますね。」


    「ヘー(´ν_.` )ソウナンダ・・・僕の記憶障害とは原因が違うんですね・・・」


    「そうだね。幸治君の記憶障害は主に心理的要素が関係していると思われるからね。」


    「ε=(・д・`*)ハァ…・・・教授、それで・・・治るんですか?」


    「う~ん・・・・それは何とも言えないな~・・・申し訳ないけど・・・すまないね早苗さん。」


    「いえ、そんな・・・」


    「教授、じゃあ、どうすればいいんですか?」


    「う~ん・・・取り敢えず、なるべく脳の活動を活発化させないように安静にしておくことと、・・・あまり深く考えすぎてストレスを貯めない様にする事が今最善の策かなぁ・・・」


    「はあ・・・・教授、市内観光とかもマズイですかね?」


    「いや・・・それは構わないんじゃないかな。リラックスすることはストレスの発散に繋がるしね。あと、安定剤を出しておくから服用して下さい。」


    「はい、分かりました。本当にありがとうございます。見ず知らずの私の為に・・・」


    「イヤイヤ・・・女将さんの頼みがキチンと効けて私も胸のつかえが降りましたよ。」



    取り敢えず毎週検査をしてみて様子を見てみよう、と言う事でその日の診察は終わった。

    しかし、早苗にとって来週とは・・・・



    その日は既に日暮れに差し掛かったので市内観光は翌日からと云う事にして帰りに幸治の親戚がやっている割烹で夕食を取り帰宅した。


    そうして2日目は終わった。



    3日目、4日目と幸治は早苗を市内観光に連れ出した。

    ややもすれば沈みがちな気分を幸治が明るくしてくれる。

    ただ一つ気になっている事が早苗にはあった。

    自分の家族がどうしているか?と云う事だ。

    住所だけがどうしても思い出せなくて捜す術が無かった。

    だが、どうしても気になり幸治に相談してみたところ、じゃあ警察に行ってみようと当事者の早苗より張り切りだして5日目は朝一番に出かける事になった。


    警察に着くなり幸治の熱心なお願いが始まり、あやふやな情報しかなく見つかりそうもない事案に乗り気が全く無かった担当の警察官さえその心持ちに気持ちを動かされ懸命の捜索?が始まった。

    早苗はそんな幸治の姿に寄り添う自分の気持ちを自覚し始めた。

    元から幸治は早苗の初恋の相手で(夢の中で会えるだけの相手ではあったが・・・)想いが心に溢れるのに時間は掛からなかったのだ。

    あちこちから資料を引っ張り出して探した結果、20年前の森田早苗と云う女性に対する捜索願が見つかった。

    コンピューターに入力されていない事案でその当時から資料として抜け落ちていた可能性があり、担当した警察官が恐縮した面持ちで謝罪して追跡調査に応援まで駆り出し午後には早苗の家族の消息が判明した。

    しかし・・・・それは、早苗にとって余りにも残酷な結果となった。


    「え~っと・・・・お探しの森田さん一家、森田和彦、陽子ご夫婦と次女の瑠璃子さんですが・・・・ご主人の転勤で東京から神戸に1993年に転居されていまして・・・残念ながら、1995年1月17日・・・阪神大震災に被災され、お三方共お亡くなりになっています。・・・残念な結果で申し訳ありません。」


    まるで自分の責任でもあるかの様に担当警察官が頭を下げた。


    「えっ?あの震災で・・・・」


    幸治は驚きでそれ以上言葉が出なかった。


    「・・・・亡くなった・・・って・・・みんなですか?・・・・」


    早苗は初めて聞く阪神大震災と云う響きに戸惑いながら、家族みんなが一度に亡くなった事が信じられなかった。


    「幸治君・・・阪神大震災って・・・」


    「あ、うん・・・凄く大きな震災で5000人以上亡くなったんだ・・・」


    それ以上掛ける言葉が見つからない。慰めようも無かった。

    しかし、早苗は気丈に振舞った。


    「そう・・・そんなに・・・私の家族もその中に・・・」


    応援を含めその場に居た警察官全員が頭を下げていた。


    「お忙しい中ありがとうございました。」


    早苗が深々と警察官に頭を下げ二人は警察署を後にした。





    警察署を出た二人を真夏の太陽が出迎えた。


    ジリジリと焼け付く日差しに早苗は顔を上げた。


    その頬には涙が溢れていた。


    それを見て・・・後ろから掛ける言葉もなく黙って歩いていた幸治は思わず早苗を抱きしめた。



    「大丈夫だよ!早苗さんは僕が守るから!必ず僕が守るから!」


    そう言いながら幸治はまたしてもあの強烈な既視感に襲われた。



    早苗は幸治のその言葉で全ての記憶を取り戻し、幸治の胸にすがって嗚咽を漏らした。

    やがて嗚咽は号泣に変わった。





    早苗も幸治もお互いこの世で一人きりだった。



    続く


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    欲求  2

     31, 2012 00:00
    山内 南は、北斗と結婚して5年が過ぎようとしていた。

    北斗はエリートと呼ばれる類の階層に属していて、生活自体に不満を感じることはなかったが、たった一つ南には不満があった。

    それは・・・・

    南は毎日、いきたくて、いきたくて、仕方がないたちだったのだが、夫の北斗がそれを許さなかったのだ。

    その日も朝から南は我慢できずに北斗に求めた・・・


    「あなた・・・お願い・・・いかせて・・・・」

    「な、何を言ってるんだ!朝っパラから・・・」

    「お願い・・・我慢できないの・・・」

    「ダメだ!毎日毎日・・いい加減にしないか!」


    北斗の剣幕に南は黙らざるを得なかった。

    北斗が出勤したあと南は一人でしようかどうかなやんだ・・

    先日も我慢できずに一人でしているところを偶然北斗に見つかってひどく叱られた事があった為、さすがに今日は一人ですることに躊躇せざるを得なかった。


    「あ~・・・したい・・・いきたくて、いきたくて、我慢できない・・・」

    南はもうその事以外かんがえられなくて、身悶えした。

    その日の夜北斗が仕事から帰るや否や、南は北斗に・・まさに縋り付いた。


    「あなた!お願い!いかせて!」

    「・・・・今日は仕事で疲れてるんだ。その話しは明日にしてくれ。」


    北斗は南の話を無碍に振り切り寝室へ一人で入ってしまった・・・

    「明日は休日だもの、きっといかせてくれるわ・・・我慢しよう・・・」

    南は悶々としながらも一人寝のベッドでその夜を過ごした。

    次の日の朝、南は休日というのにいつもより早く北斗を起こした。

    とにかく我慢ができなかったのだ。


    「あなた!起きて、お願い!」

    「う~ん・・・何時?」

    「今、7時・・・」

    「勘弁してくれよ~!久しぶりの休みだというのに・・・」

    「だって・・・もう我慢できないの・・・お願い!いかせて・・・」

    「わかった・・・もう、わかったから・・・とにかくもう少し寝かせてくれ・・」

    「ダメよ!明日はいかせてやるって約束だったじゃない!」

    「あ~もう!わかったよ!・・・・起きるよ・・・」


    北斗を起こして、朝食を済ませ久しぶりの二人の休日の朝を過ごし、時間はあっという間に過ぎていった。


    「あなた!9時半よ!」

    「わかった、わかった・・・二人でいこう・・・」


    南の心は踊った。

    久しぶりの・・・・・

    パチンコ・・・・


    「行きたくて、行きたくて、仕方なかったの・・・」

    「ほんと、お前はパチンコ好きだよな~!」


    閑話休題




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    ご訪問ありがとうございました。
    ウェッヘン!ウェッヘン!


    俺はモテない。

    モテモテだと2年間も思っていた、ただの勘違い男だ。


    しかし、どうしても諦めきれず莉乃に謝り倒して…
    奇跡的に許してもらった。


    ウェッヘン!

    やったのだ!


    とうとう、結婚に漕ぎ着けた。


    取り敢えず、アクシデントを避ける為に
    入籍してから挙式と云う段取りにした。

    なんせ痛い目に死ぬほどあったからな。


    ウェッヘン!ウェッヘン!



    役所の前で待ち合わせだ。



    「悪い!遅れた!」

    「もう!こんな日まで遅刻して~!」


    良かった!

    ご機嫌だ。


    「ウェッヘン!ハハハ…
    すまんすまん!」

    「じゃあ、早く行こ!
    終わったら、ご馳走してよね♪」

    「ああ、勿論さ!奥さま!」

    「ヤダ~。照れちゃうぅ~♪」



    で、窓口に届けを提出。

    晴れてご夫婦誕生~!


    のはずなんだが…?




    「秋元さん!」

    「あ、はい?」


    なんだ?


    「この婚姻届は…受理できません。」


    はあ~?


    「なんでですか!!」

    「秋元さん、結婚されてますでしょ!」


    な、何を言ってるんだコイツ!


    「康さん!どういう事!」

    「ちょっと待ってくれ!
    俺にも何が何だかわからないんだ。」


    「え~、秋元さんは…
    先月、宮澤佐江さんとご入籍されてますよ。」


    だ、誰だそれ?


    「康さん!
    騙したのね!」

    「ち、違う!
    な、何かの間違いだ~!」


    【バッチーン!】


    「大っキライ!」


    タッタッタッタッ…


    「ま、待ってくれ~!」



    そんな…


    あんまりだ~!


    誰なんだ~!!











    警察病院


    501号室


    宮澤佐江は

    ここにいる


    「ああ…康さんに会いたい…」


    (おいおい…。

    相手は佐江の事なんか知りもしないぞ…

    お前が勝手にストーキングして入籍しただけだろ。

    クククッ)






    別名



    連続殺人犯


    多重人格者


    宮沢 冴




    (ふっ…

    そう、俺の事だ。

    こっから出たら…

    秋元 …

    最初に可愛いがってやるぜ!

    クククッ!

    クククッ!)



    「ウェッヘン!ウェッヘン!ウエッヘン!

    死ぬのは嫌だ~!

    け、結婚なんてどうでもいいから、助けて下さい!」




    そう言われましても…♪。



    康君!

    ご結婚おめでとうございます。

    そして、ご愁傷様です♪


    完・・・・?



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    時の片~かけら  17

     30, 2012 07:00
    母校でもある長崎大学病院に早苗を伴い検査に向かった。

    病院に着くなり、両親が経営していた温泉旅館の常連でもあり、また幸治の後見人、恩師にも当たる脳外科の教授、諸熊を訪ねた。

    教授が信じるとは思えなかったがそれまでの個人的な付き合いの気軽さで幸治は早苗の話をありのまま話した。



    「まあ・・・先生が信じられるとは思いませんけど・・・そう云う感じなんです。」


    「おや?どうして私が信じ無いと決め付けるのかね?」


    「えっ?・・・だって、普通信じ無いと思いますよ・・・物理の法則無視ですもん・・・」


    「ハハハハハハ・・・幸治君、現在の物理の法則が絶対なんて考えちゃいかんよ。100年前の物理の法則が絶対では無かった様に、現在のそれも絶対では無いのだよ。」


    「ε=(・д・`*)ハァ…そう言われれば・・・そうですね・・・」


    「ふむ、で、早苗さんだったかな?・・・その、タイムスリップする前後に激しい頭痛がするんですね。」


    「あ、ハイ・・・歩くのもやっとみたいな感じでした。」


    そう答える早苗が教授をじっと見つめているのがちょっと不自然な感じで幸治は思わず早苗にそれを問いただした。


    「早苗さん、教授をそんな感じで睨む・・・というかマジマジと他人を見つめるのは失礼になるよ・・・どうしたの?」


    「あ・・・・ごめんなさい・・・私・・・つい先日・・10歳の幸治君とここに来たばかりで・・・その時の担当の先生が多分諸熊先生だった・・様な気がして・・・」


    「えっ?」



    教授と僕は同時に驚きの声を上げた。

    勿論、教授にハッピーアイスクリームはやらなかったが・・・



    「う・・・・む・・・そう言われてみれば、確かに幸治君の記憶障害の治療をやっていた時女将さんから記憶喪失のお嬢さんの治療を頼まれた覚えがありますねぇ・・・
    ただ、そのお嬢さんは記憶が戻って家に戻られたと、その後連絡がありましたが・・」


    「そんな事があったんですか?僕は全然記憶にないんですけど・・・」


    「うん・・・幸治君はその年の記憶が抜け落ちているからね・・・ふむ、お父さんの不幸が原因だと思っていたけど、早苗さんの話からすると早苗さんが10歳の幸治君の目の前から消えた事も幸治君の記憶障害の要因の一つになっている様な気がするねぇ・・・」


    「えっ?・・・ごめんなさい・・・私がご迷惑を掛けたばかりに・・・」


    「あ、イヤ・・そういう意味ではなく、記憶の障害には色々要素が重なる場合があるという話です。気にしないで大丈夫ですよ・・・なあ、幸治君。」


    「ええ、はい。早苗さん気にしないで。別に不便があるわけでもないし( ^ω^)・・・」



    既にこの時点で幸治は早苗の話を完全に信じる事に決めたようだった。



    教授はそれから医局や資料室等に10年前のカルテを探すように手配してくれたが、残念ながら既に廃棄処分になってしまったらしくその時の検査結果等は解らずじまいだった。

    それならばと、教授自ら早苗の検査を買って出た。

    最新の設備を使った検査となると費用もかなりの金額になるが、教授の研究目的と云う事で無償にて・・・これは幸治と早苗には有り難かった。

    以前とは違い、検査結果もその日のうちに出る。

    早苗と幸治は病院の談話室にて結果を待つことにした。


    「幸治君・・・」


    早苗がちょっと言いにくそうに口を開いた。


    「うん?何?」


    「私ね・・・本当は観光に長崎に来たの・・・」


    「ああ・・・そうだね・・・」


    「でも、全然観光してないんだ・・・どっか案内してくれる?」


    「ハハハハハハ・・・そんなことか~・・・深刻そうに何事かと思っちゃったよ。オッケイ!結果を聞いたら案内してあげるよ。」


    「本当に?・・・嬉しい。ありがとう!」


    「どういたしまして♬・・・どこから行こうかなぁ~・・」


    「お任せします!よろしくねっ!」


    そんな話をしながら時間を潰していると、結果が出た旨の知らせが来たので教授の部屋に向かった。


    「教授、どうですか?何か分かりましたか?」


    部屋に入るなり幸治が教授に声を掛けた。


    「ハハハ・・まあ、二人共掛けなさい。」


    「あ、スイマセン!気が急いてしまって・・・」


    自分より緊張している幸治を見て早苗はちょっと嬉しくなった。


    「まず、検査の結果・・肉体的に異常と思える所はありませんでした。健康体そのもの・・・です。」


    「そうですか・・・・ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・・・」


    またまた、自分より安心している幸治に早苗は思わず笑顔になった。


    「良かったね、早苗さん・・・」


    笑顔の意味を多分幸治は取り違えていると思ったが、それを口に出す事は出来ずに早苗は幸治に頷く。


    「しかし・・・・ちょっと不思議な事が解ったんです・・・」


    教授の言葉に若干不安そうに二人は顔を見合わせた。


    「なんでしょう・・・・私は大丈夫です。ハッキリ言って下さい。」


    早苗の気丈な言葉に諸熊は笑顔を見せながら続けた。


    「この写真を見てください。」


    MRIで撮影した早苗の脳の断片写真だった。


    「早苗さんの・・・ここの部分だが・・・普通ここはナイトヘッドとかスリープブレインとか呼ばれる部位で、ほとんど活動してないんだけど、早苗さんの場合この部位の活動が非常に活発になっています。」


    「え・・っと・・・教授、それは何を意味するんですか?」


    「うん・・・・それなんだが・・・・・」


    教授の言葉が途切れ言いにくそうなのが二人を不安にさせた。


    「先生・・私は大丈夫ですから・・・ハッキリ言って下さい。」


    再び早苗が気丈に問いかけた。


    「う~ん・・・・・それは・・・・」


    息を飲む二人。




    「・・・・わからん!」




    教授の言葉に二人が文字通り・・・・ズッコケた。



    閑話休題




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    ご訪問ありがとうございました。

    セブンデイズ  7  莉乃

     30, 2012 00:00
    俺はモテモテのハズだった。

    しかし、この惨状は事実を俺に教えてくれた。

    俺はただの勘違い男だった…。

    だが、最後の一人がいる!



    莉乃は容姿も十人並みで、さしたる取り得もない。


    だが付き合うきっかけが莉乃からの猛アタックだったから・・・・

    今日こそは大丈夫だ…。


    俺には、莉乃くらいの女がお似合いだったのだ。


    勘違いし過ぎて、自分を見失っていただけだ。


    今日こそは、決めるぜ~!


    ウェッヘン!ウェッヘン!




    「悪い…。遅れたな…。」


    「…」


    ん?

    なんだ…?


    「おい、莉乃…。

    悪かったよ…。

    ちょっと遅れただけじゃないか。

    機嫌直してくれよ。」


    「…」


    「おい、莉乃…。

    無視すんなって…」


    「…」


    「ちょっと、…

    いい加減にしろよ…

    な、機嫌直してくれよ…」


    「うるさい!」


    な、何だこの剣幕は…。


    スッゴく嫌な予感がするぞ!


    「ち、ちょっと、莉乃…

    な、何を怒ってるんだ…。

    理由を言ってくれ…。」


    「理由?… 本当に聞きたいの?…」



    ますます嫌な予感がして来たぞ…



    「ま、まあ、

    言いたくなければ、

    言わなくていいけど…」



    嫌な予感がバリバリする。

    今日のところは、
    大人しくしておいた方が良さそうだ。



    「聞くのが恐いんだ!
    心当たりがあるんでしょう!」



    こ、これは、緊急事態かも知れない。

    一体全体何を怒ってるんだ。

    わからないのは、マズいぞ…。



    「い、いや…
    あんまり、思い当たる事が…。」



    「なんですって!!」



    いかん!マズい!



    「ウェッヘン!ウェッヘン!

    まて、落ち着いて…

    莉乃、落ち着いて話そう…。」



    「無理!」



    バシッ!



    強烈な音と共に置かれたのは…。


    6枚の写真…


    あの6人とそれぞれ一緒に映った俺の写真だ。


    「あ、あの…。

    こ、これは、違うんだ!

    何でもないんだ!」



    【バッシーン】



    強烈な平手打ちが、俺の頬に見舞われた…。



    「サヨナラ!!」


    「ちょっと、まて…
    おい、莉乃…。話しを聞いて…」



    振り返りもせず颯爽と去って行く…。



    さしこのくせに~!!






    そして、誰もいなくなった。


    ってか!


    ウェッヘン!ウェッヘン!




    完?

    ぷぷぷ♪

    ブラックマンはそんなに甘くないのだ…

    康君♪




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    ご訪問ありがとうございました。

    セブンデイズ  6  才加

     29, 2012 19:00

    ウェッヘン!ウェッヘン!


    失礼!


    私は、モテると思っていた…。


    そう、思っていただけかも…。


    だが、まだ2人の恋人がいる!


    それだって、立派なもんだろう!


    今日こそ、今日こそなんとか決める!



    「悪い…!遅れた!」


    「うん、おひさ」


    相変わらずのツンデレぶりだ。

    ウェッヘン!


    「久しぶりなのに、

    ツレナイなあ。

    ハハ…」


    「そう?

    これでも、喜んでるんだけどなぁ~!」


    「ハハ…

    まあ、そう云うとこが、

    才加の才加たる所以だけとな…。」


    「そう、かもしんない。

    誤解されるんだけどね~…ククッ…」


    「今日は、ゆっくり出来るのか?

    また、研究優先だったら、

    俺は帰るぞ…

    ウェッヘン!」


    「また、そうやっていじめる!

    大丈夫!

    今日は全部終わったから…。」


    才加は、美人だし、なんというか…

    あっちの相性もいい。

    本当なら、嫁さん候補の筆頭なんだが…

    なんせ、頭が良過ぎる。

    将来の大学教授確定らしい。

    それ故、

    俺は時折劣等感に苛まれる事があるのだ。

    しかし、もう贅沢を言ってられる立場ではない…。


    「なあ、才加…」


    俺はもう食事が終わるまで待つ余裕も無くしていた…。


    「なあに?」


    「こうやって、

    デートするようになって

    もう2年になるよな…。」


    「そう…」


    「また、ツレナイ返事だことで…

    ウェッヘン!」


    「ぁ…ごめん、

    そうね…。」


    「ククッ…。

    まあ、よしとして、

    本題だが…」


    「うん。」


    「なあ、俺と…

    結婚しないか…。

    ウェッヘン!ウェッヘン!」



    「え、あ、…」


    なんだ…。

    まさか、また…

    俺の勘違いだったのか?

    ああ…。


    「あの…。

    私も、アナタの事が好き。」


    よっしゃ~!

    きた~!!

    ウェッヘン!ウェッヘン!ウェッヘン!


    「でも…。」


    だぁ~!

    またか~!!


    「でも… 何なんだ!
    俺とは、

    結婚する気はないか…?」


    「ち、違うの…

    わ、私…

    元、男なの…」


    【♂♂♂♂♂♂♂】



    ニューハーフって事かぁ~!!

    お、俺はコイツと…

    あんな事とかこんな事とか…

    したぞ~!!

    だぁ~!!






    「それでも、いい?」







    いい…くない。


    ウェッヘン!ウェッヘン!


    休題



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    時の片~かけら  16

     29, 2012 07:00

    真夏のギラギラした日差しの中、ちょっと驚いた表情の青年が私を見ている。

    そう、これは私が小さい頃からずっと見続けている夢だ。

    そしてこの青年は私の初恋でもあった。

    いつものほんわりした思いで夢見心地・・・の筈だったが、今日は違った。

    その光景は昨日眼鏡橋で幸治君と再会した時の光景だったから。

    髪型や顔立ちが少し違う気がするけど、これは夢だから全く同じと云う訳にはいかないのだろう。

    私の初恋は・・・幸治君だったんだ・・・・

    この夢は私の未来の思い出だったんだ。

    夢の中で納得した時、目が覚めた。







    彼女が話終わって僕は幾つか質問をしたかったが、母が亡くなったのが思いのほかショックだったらしく詳しい話は明日・・・と云う事になった。

    流れで彼女を泊める事になったが、こっちが準備を始める前にさっさと客間に行って何から何まで終わらせたのには驚きを通り越して・・・・不思議な感覚だった。


    勿論、昨日の彼女の話を全て納得した訳では無い。

    だが、彼女の話を信じれば全ての事の辻褄が合うのも事実で、悩ましいところだ。


    幸治は色々考えて寝付けず少し寝坊したが、取り敢えずは何時もの様に朝食の支度を始めた。

    母が中学生になったばかりの頃入院したため、今では主婦並みの手際で家事をこなす事が出来る様になっていた。

    粗方支度が済んだ頃早苗がキッチンへ姿を現した。


    「おはよう、幸治君。」


    「ああ・・・おはよう。・・・よく眠れた?」


    「うん・・・・」


    そう答えた彼女の顔が少し赤らんでいるのが見えた。


    「あれ・・・ちょっと顔が赤いね・・・熱でもあるのかな?」


    幸治は早苗の頭に何気なく手を当てた。


    「だ、大丈夫です!」


    早苗が飛び退く勢いで後ずさりしたので幸治は少々驚いたが、額の感じでは熱は無さそうだったので少し安心した・・・・

    何故安心したのか?深く考えることなく早苗に食事を勧めた。


    「食事の用意が出来ているから・・・食べよう。話はその後で。」


    「あ、ハイ・・・ありがとう。」



    「頂きます・・・」


    二人の言葉が重なった。




    「ハッピーアイスクリーム!」



    幸治が声をあげた。


    「えっ?」


    「あ、知らない?同じ事言ったら言わなきゃしっぺだよ!」


    「えっ?」


    「はい・・・手を出して・・・・」


    「あ・・・えっ?・・・」



    有無を言わさず幸治が早苗の手を取り手首にしっぺした。



    「痛い!・・・ひど~い!手加減無しなの~?」


    「(ヾノ・∀・`)ナイナイ!ルールだもん。」


    「もう!・・・・( ^ω^)・・・・(*^。^*)」



    お互い緊張気味だった雰囲気が一気に和んだ。

    幸治は家業の旅館で育った為、子供の頃から人を和ませる術を知らず知らず身につけていた。


    「食事が終わったら取り敢えず病院に行こう。昨日の頭痛の様子はちょっと検査した方がいいと思うんだ。」


    「あ、・・・でも・・・この間、潤子さんと・・あ、ごめんなさい・・・」


    「いや・・・気にしないで。もう5年も過ぎているから大丈夫だから。」


    「・・・そうなのね・・・私は・・昨日まで一緒にいたの・・・」


    「あ・・・うん・・・そうか・・・昨日の話が本当ならそうなるんだね・・・」


    「・・・やっぱり信じられないわよね・・・」


    「・・・あ、うん・・・ごめん・・まだ、完全に信じられてはいないんだ・・」


    「ううん・・・当然よ・・・私だって未だに信じられない気持ちはあるもの・・」


    「うん・・・まあ・・・とにかく検査してみよう。その・・10年前には無かった検査とかも今はあるし・・・」


    「あ、そうなの?じゃあ・・・私の知らない検査とかあるのかな?」


    「そうだった・・・看護婦の卵だって言っていたよね・・・」


    「うん・・・本当なら来年から正式に看護婦さん(*^。^*)」


    「そうか・・・まあ・・・食べよう・・腹が減っては戦は出来ぬってね・・」


    「ぷぷぷ・・・幸治君ったら、いつの頃の人よ!(*^。^*)あ、そうだ!1日遅れでごめんなさい。お誕生日おめでとう!」


    「あ・・・そうか・・・僕の誕生日も知っているんだね・・・」



    幸治の心に早苗を信じる気持ちが強く芽生え始めた瞬間だった。



    閑話休題




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    セブンデイズ  5  敦子

     29, 2012 00:00
    ウェッヘン!ウェッヘン!


    失礼!


    お、俺は…


    ワケがわからん!


    モテすぎて、困っていたはずなのに…


    こんなハズはない。


    何かの間違いに…



    自信がなくなってしまった。



    しかし、まだ、3人も恋人がいる。


    それだけでも、普通よりモテてる筈だ。



    今日こそ、決める!



    「悪い… 遅れた!」


    「遅いィ~♪

    待ちくたびれたぁ!」



    か、可愛い!

    高校生じゃなければ、

    本当はこの子がピカイチだったんだ。

    残り物には福がある!



    「ごめん、ごめん、

    仕事が押し押しでさあ…」


    「もう、いぢわるなんだからぁ~」


    ウェッヘン!ウェッヘン!

    可愛い!

    絶対決めるぜ~!



    そう考えていたら、後ろから肩を叩かれた。


    「兄さん、ちょっと来てもらえるか。」


    疑問形にみせかけた命令形!

    何なんだいきなり。



    「お前ら、何してんだ!」



    目ん玉が飛び出た!

    ぁ、敦子ちゃんの声だ…



    「すんません。

    しかし、お孃!

    オヤッサンが…

    連れて来いっつうもんで…」



    お孃?オヤッサン?

    あ、頭が…



    「あ、敦子ちゃん…

    何が…どうなって…

    お孃って?…」



    「ぁ…あの…あのね、

    今まで黙っててゴメンナサイ。

    実は…パパが…

    関東一円会の会長さんなの…。」



    関東一円会って…


    ヤ〇ザじゃねぇか~


    か、会長~?


    パパ~?



    「敦子ちゃん…」


    言葉が…

    何にも出てこない。


    「お孃!取り敢えず、
    屋敷にお連れいたしやす!」



    「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。」


    ヤバすぎる。

    なんとか逃げ出さねば…



    「僕と、そ、その、なんだ…

    お孃さんは、別に特別な関係ではない…

    ですから」



    「えー、ひ、酷い!

    好きだって…

    言ったくせに~!」



    「おんどりゃあ!

    お孃を泣かすとは、

    ただで済むとは思うなよ!」



    「あ、いや…

    それは、あ、敦子ちゃん…

    あれは、…」


    ダメだこりゃ…

    いい訳ひとつ出てこない。



    「酷い!酷い!

    え~ん!

    キライ!

    だいっキライ!」




    あ、ダメ…

    帰っちゃ、マズい!



    「おんどりゃあ~!

    ちょっとこいや~!」


    【☆☆☆☆☆☆☆】



    ボッコボコ…だ。


    ウェッヘン!ウェッ…



    休題



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    セブンデイズ  4  みなみ

     28, 2012 19:00

    ウェッヘン!ウェッヘン!

    僕は、何故だかわからないがモテる

    と思っていた…

    いや…

    モテるハズなんだが

    少し、自信がなくなってきた…

    しかし、今日こそは大丈夫!

    何故なら…、

    今日のみなみちゃんは、

    ずっと向こうから連絡してきている子だから…

    みなみちゃんは、家庭の事情で苦労している。

    私が毎週食費を援助してあげなければ、大学に行く事を諦めてしまっただろう。

    とにかく、今日こそは大丈夫!

    私は愛されている。



    「悪い… 遅れたな…」


    「ううん… ちょうど課題をやっつけたとこ。ナイスタイミングだよ!」


    「そう、なら良かった。ウェッヘン!」


    「康さん…お腹すいちゃった。

    何か注文していい?」


    「勿論、好きなもの頼みなよ!」


    「やった♪」


    「ハハ…そんなに喜ばなくても…」


    「ぇ~っと…

    じゃあハンバーグ!」


    「また、ハンバーグ!

    ハンバーグ好きだね~!」


    「うん、みなみハンバーグ毎日でもいいの!」


    ん?

    どっかで聞いたセリフだぞ…。

    い、嫌な予感が…


    「じ、じゃあ、ついでにデザートも頼んじゃおっか!」


    「嬉しい!康さん大好き!」


    「アハハ… 俺だってみなみちゃん大好きだよ… ウェッヘン!」

    よしよし…いい感じだ。



    さて…

    いよいよ、デザートタイム!

    勝負所だぞ…


    「みなみちゃん…」


    「ん?なあぬ?」

    アハハ…口いっぱいケーキを…

    こんな所も、純真で可愛い!


    「なあに?」


    「ああ…

    そろそろ、

    みなみちゃんと

    こうやって会うのは

    終わりにしたいんだ。」


    「えっ!

    もう、みなみの事イヤになったって事?」


    「あ、違うんだ。

    その逆だよ…」


    「意味わかんない…

    何言ってんの?」


    「え、あ、ウェッヘン!

    け、結婚して欲しいんだ。」

    よし!

    これで、万事上手く行く筈だ!


    「バッカじゃない!

    エンコー相手に

    結婚申し込んでどうすんの!

    馬路キモいんですけど!」


    【☆☆☆☆☆☆☆】



    エンコー?



    「ウェッヘン!ウェッヘン!」


    「それ、サイアク~!

    やめてくれる~

    じゃ、今日の分頂戴!

    みなみ、もう帰る!」


    「ああ…はい2万円」


    「サンキュー!

    馬路、ウエヘンやめたほうがいいよ!」


    ウェッヘン!ウェッヘン!


    休題



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    ご訪問ありがとうございました。

    セブンデイズ  3  恵

     28, 2012 07:00
    「ダメェ~♪

    逝っちゃう~♪」



    ウェッヘン!ウェッヘン!


    し、失礼!


    俺は、何故だかモテる!

    絶対モテる!


    ハズなんだ…。


    7人が5人に減っただけで、

    モテる事実は揺るがない。


    ハズなんだ…。



    昨日までの女たちとは違い、恵は3歳年上で…

    ベンチャービジネスで成功を収めている社長だ。


    勿論デート代から何やかやまで彼女持ち。


    俺は可愛い年下の彼だ。


    お決まりのパターンは、

    最初にホテルで待ち合わせて

    愛し合ってから食事に行く。


    昨日までのお子ちゃまとは、

    格がちがう。



    「あん、康ちゃん…

    凄いんだから♪」



    ウェッヘン!ウェッヘン!

    それほどでも…♪


    「そろそろ、お食事に行く?」


    「そうだね…」


    と、言う事で最上階のレストランバーへ…


    俺の稼ぎじゃ、水しか飲めない高級店。


    いつもながらにスゲー店だなぁ。


    「康ちゃん…何がいい?」


    ワインの銘柄なんかわかりゃしない!


    「い、いや…

    わかんないよ。任せる!」


    「うふふ…。

    康ちゃんって謙虚なんだから…

    そういう所好きよ♪

    男ってすぐ見栄はるでしょう?」



    俺だって張りたい…

    ただ余りにレベルが違うんだ。


    「じゃ… これにしようかしら…。」


    「畏まりました」


    ちょっと値段を覗いて頭が星だらけ。


    30万!!


    ワイン1本…


    1ヶ月の稼ぎじゃねぇか!


    ひぇ~!




    そんなこんなで、食事も終わり…


    いよいよ一世一代の勝負所だ。


    逆玉、伸るか反るか!



    いざ、勝負!



    「恵さん…」


    「あら、なあに康ちゃん改まって…」


    「僕たち、付き合い始めてもう2年になりますよね。」


    「あら、そうよね~!

    早いわねぇ。

    嫌だ、もうオバサンになっちゃう♪」


    「あ、いや…全然そんな事ないよ…。

    そ、それで…

    ウェッヘン!ウェッヘン!

    そろそろ、僕たち、

    け、結婚しませんか?」









    な、なんだ…


    この沈黙は…


    い、いやな…


    嫌な予感がするぞ!










    「ゴメンナサイ…

    黙ってて…










    私、結婚してるの。」


    【☆☆☆☆☆☆☆】





    そりゃまた…


    殺生な~!




    ウェッヘン!ウェッヘン!



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    セブンデイズ  2  陽菜

     27, 2012 19:00

    ウェッヘン!ウェッヘン!


    失礼!


    俺は、何故だかモテる。


    断じてモテる!


    7人が6人に減っただけで、


    モテてる事実は揺るがない。


    ハズだ…。




    「悪い…遅れたな…」


    「もう!

    お仕置きだ~ こら~!

    ふ~んだ♪

    いっつも遅れるんだから~♪」


    「悪い、悪い…

    ハハ…

    ちょっと仕事が押しちゃって…」


    「また~♪

    陽菜とどっちが大事なの~。」


    「何言ってるんだ…

    はるにゃんの方に決まってるさ~!」


    「やった~♪」



    まるで…


    バカップルだが、


    一応これが2人の挨拶がわりの会話なのだ。



    「取り敢えず、食事にしようか?」


    「うん…。

    陽菜、エビフライ!」


    「また~?

    よく飽きないね~。」


    「陽菜、毎日でも大丈夫だよ!

    康さん、嫌い?」


    「ウェッヘン!

    いや…

    でも、陽菜の方が好きかも…」


    「やだぁ~♪

    私も~♪」



    まあ、


    いつもの様に食事も楽しく済ませて、


    デザートタイムだ。


    昨日の失敗は、無かった事にして…。



    「なあ、にゃんにゃん…」


    「なあに、康さん?」


    「ウェッヘン!ウェッヘン!

    2人で、デートするようになってから…

    もう、2年だよなぁ…。」


    「そういえば、

    もうそんなになるのね~…。」


    「それでだな…

    ウェッヘン!

    今日はにゃんにゃんに、

    大事な話しがあるんだ…。」


    「え~!

    いやだ~!

    別れ話するつもり~!

    やだぁ~!」


    「あ、いや…

    違うんだ…。

    あのな…。」


    「え~?

    別れ話じゃないの~?

    じゃあ…


    プロポーズだったりして~♪


    アハハ…!


    馬路ウケるぅ~♪」




    なんだ~?

    どういう事だ~!



    「は、陽菜、なんか…

    俺とは、

    全く結婚するつもりがない…

    様に聞こえるけど…。

    ウェッヘン!」



    「アハハ…

    ナイナイって…♪


    陽菜、

    お金持ちじゃないとダメェ~♪

    馬路無理♪

    キャハハ…!」


    【●●●●●●●】





    「それで…

    話しってなあに?」




    一生やってろ!

    馬鹿おんな!



    っていうか…


    俺って大バカだ~!!


    ウェッヘン!ウェッヘン!



    休題




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    正義は勝つ!

     27, 2012 07:00
    我が国は歴史的にとても優秀な国家であった。

    しかしながら先の大戦で惨敗を喫し、近隣諸国から見下される結果となり国家は2流に成り下がった。


    その上政府は自己保身に躍起となり、国民は虐げられていた。

    このままでは我が国は衰退の一途を辿る危機を迎えていた。


    官僚は汚職に塗れ、政治家は権力争いに没頭。

    経済はその発展を止めた。

    正に満身創痍の状態で社会は閉塞感で窒息しそうだった。



    そこに理想に燃えた若き青年活動家が颯爽と登場した。

    政府はこれを国家の危機と捻じ曲げその青年活動家を迫害した。


    しかし青年は負けなかった。

    誹謗中傷に晒されながら、敢然と立ち向かった。

    青年の主張は徐々に国民に浸透して行った。



    「我が国はこのような2流国家ではない!現在の惨状は偏に無能な政府にある。我が民族は優秀でこのような事態を看過すべきではない!国民よ!いざ、たちあがれ~~!」



    青年の弁舌は素晴らしく、演説の天才とも思われるほどであった。

    その演説に人々は興奮し、感涙した。



    「うお~~~~~~~~~!!!!!!!」



    青年の運動は全国に飛び火し、遂には国中の地方都市で青年の政党が実権を握った。

    そして度重なる選挙妨害や不正にも負けず、遂に青年は国家の政権を奪取することに成功した。



    国民は熱狂してこの若き指導者を迎えた。

    民主主義の勝利だった。

    必ず、最後は、正義が勝つ!



    青年の名は・・・・・・・























    「バンザ~~~~~~イ!!!バンザ~~~~~イ!!!・・・・・





    ・・・・・ヒットラー総統!バンザ~~~~~~~~イ!!!!!!」



    閑話休題


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    セブンデイズ  1  麻里子

     27, 2012 00:00
    俺は、何故だかわからないが、

    モテる…

    ウェッヘン!ウェッヘン!

    失礼!

    取り敢えず、モテる…

    ウェッヘン!ウェッヘン!


    今現在、7人の恋人がいる。

    毎日、毎日、日替わりで、

    デートの繰り返し…

    さすがに、身も心もクタクタだ。

    なんせ名前を呼ぶ事さえ神経を使う。

    間違ったら大事だ。


    そんなこんなで、

    俺はこの生活に区切りをつける事にした。

    結婚しようと決心したのだ。




    「悪い…、

    また遅れたな。」


    「ううん…大丈夫。

    私も今来たところ。」


    「そうか?それにしては…、

    カップの中身が空みたいだけど…

    ふふふ…」


    「イジワルなんだから…

    もう!お兄ちゃんは…

    エヘヘ」


    麻里子は俺の事を、付き合い始めた最初の日からお兄ちゃんと呼んでいた。



    「取り敢えず、めしにすっか…」


    「うん…お腹ペコペコ♪」



    食事が済んで、デザートと会話を楽しみながら…

    いい雰囲気になったところで、

    俺はここだと切り出した。



    「ウェッヘン!

    なあ、麻里子。」


    「なあに、お兄ちゃん?」


    「ウェッヘン!

    こうして二人で食事をするようになって

    もう2年だよなぁ…。」


    「そう言えば、もうそんなになるのね~!」


    「それで…だ…な。

    ウェッヘン!

    麻里子にちょっと大事な話しがあるんだ…。」



    「私も…

    お兄ちゃんに、大事な話しがあるの…。

    私から話していい?」


    「あ、ああ…

    ウェッヘン!

    いいよ、いいよ。」


    ちっとも良くなかった。

    決心が鈍りそうだったし、

    さっきから、心臓が口から飛び出しそうだった。


    「あのね、私…

    結婚する事にしたの…。」


    はい~?

    な、何を言っているんだ?


    「結婚って…

    だ、誰と!

    ウェッヘン!ウェッヘン!」


    「エヘヘ…

    お兄ちゃんじゃないから心配しないで…

    お兄ちゃんの知らない人。」


    「し、しかし、

    急にそんな事言われても…」


    「今まで内緒にしていてゴメンナサイ。

    でも従兄弟のお兄ちゃんに、

    一番に話したんだよ。

    エヘヘ…

    ちょっと恥ずかしい。」


    結局のところ、従兄弟のお兄ちゃんか…

    付き合っていると思っていたのは俺だけか!


    (エヘヘ、恥ずかしい)って…



    こっちが恥ずかしいわい!


    ウェッヘン!ウェッヘン!


    休題



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    真夏の怪談 時の片~かけら 外伝

     26, 2012 19:00


    普通なら参道になるはずの境内へ続く道が、ここ長崎では階段になる。


    数百段にもなる階段を幸治は登る。


    早苗の回復を祈るために・・・・


    真夏の太陽が容赦なく幸治に降り注ぎ、幸治は疲れはててしまった。


    途中でヘタリ込むのはみっともないのは重々承知だが、早苗の事が心配でここ数日ほとんど眠れていない為体力がほとんど無い状態だったのだ。


    まさか、この事が幸治の身にあのような禍をもたらすとは思ってもみなかった。






    「(;´ρ`)チカレタヨ・・・ちょっと、休もう・・・よっこらせ・・っと・・」

























    アッチィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!



    そう!真夏の階段は幸治のお尻を火傷させたのである。


    閑話休題



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    パンドラの匣

     26, 2012 07:00


    私は自らの限界に挑戦していた・・・

    しかし・・・しかし・・・

    どうしても我慢できずに遂に彼に頼んでしまった・・・・


    「お願い!買ってきて!」


    「いいのか?折角頑張っているのに・・・」


    「・・・今日だけ!お願い!」


    「そうまで言うなら・・・」





    「ε=(ノ゚д゚)ノ タダイマー」


    「・・・買って来てくれた?ネットで凄い評判のパンドラの匣・・・」


    「はい・・・!これだろ?」


    「あ・・・ありがとう!」




    (・・・・・・いいのか?開けていいのか?その匣は・・・・)




    私はいそいそとその箱を開けた・・・・


    「Σ(゚∀゚ノ)ノキャー!!!!!!!」


    中からは・・・嫉妬、憎悪、・・・悪意の塊・・・・









    ではなく、( ゚v^ ) オイチイ・・・パンとドラ焼き♡ ・・・ダイエットなんか・・知~らない!




    「本当に食べるの?・・・正にパンドラの匣を開けたなぁ~~~!」



    閑話休題


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    宇宙戦艦ヤマト

     25, 2012 19:00
    星 新一 オマージュ


    大ガミラス星が地球を侵略する約200年前の出来事…。

    その頃、ガミラス星は兄弟星のイスカンダル星と仲良く平和に共存していた。

    文明は栄え争い事もほとんどない平和な時代が永きに渡り続いていた。

    そんなある日、突然天空より舞い降りた悪魔たち…。

    大ナンジャラ星雲のホンジャラ星人がガミラス星を攻撃して来た。

    いきなり攻撃して来たホンジャラ星人たちだったが、直接ガミラス星に到達した時、何故か一様に激しく動揺した。

    暫くの間、はるかに戦力の劣るガミラス星が戦況を好転させたほどだった。

    しかし、ある日を境にホンジャラ星人たちは狂ったように激変した。

    皆口々に呪いの言葉を口にした。

    「くそー!

    騙された~!!

    俺たちは一体全体なんの為に何百年も苦労して来たんだ~!!

    俺たちの怨みをどこにぶつければいいんだ~!!」


    その怨みは全てガミラス星にぶつけられた。

    ホンジャラ星人たちはありとあらゆる暴虐を行い、ガミラス星を廃墟と化した。

    ガミラス星人たちは哀れ殺戮陵辱され尽くされた。


    そしてホンジャラ星人たちはガミラス星をあとにした。

    最後に捨てゼリフを残して…。


    「ガッハハー!

    悔しかったら何時でもかかて来いや~!!

    俺たちは…

    お、俺たちは、あの天の川銀河にある…


    大地球帝国星人だー!

    かかってこいや~!!」





    地球の運命はご承知の通り。







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    (有)AKB不動産

     25, 2012 07:00


    ここは秋葉原・・・電器屋とオタクの聖地。

    と言っても、最近はオタクばっかりだが・・・

    探偵社はみんなの批判が相次いだので、さっさとたたむ事にした。

    私は意外と気が小さいのだ。

    それで、今回は不動産屋をやることにした。

    ん?なに?探偵は資格が要らないだろうけど不動産屋は資格が要るだろうって?

    ふん!何を言ってるんだか!

    日本には、古来から伝わる非常に便利な名義貸しと云う立派な制度が存在するんだ。


    問題なし!


    「ピンポーン!」


    おっと、お客様のお越しだ。


    「はい、開いてます、どうぞ!」

    「こんにちは・・・あのー・・表に書いてあった物件なんですけど・・」

    「あ~・・・はいはい・・シスイマンションのお部屋ですねー!」

    「あ、はい。まだ、ありますか?」

    「え~~・・・お客様はとても運がよろしいですね~!本当は完売していたんですが、ほんのさっき一軒だけキャンセルがでたんですよ~!」

    「そうなんですか!うわ~よかった・・・先月他の不動産屋さんで一回見せてもらった時、一日違いで決まってしまって・・・とっても残念だったんですぅー・・・・」

    「それは残念なことでしたね・・・でも、お陰で得しましたよお客様・・キャンセル物件なので、チョーお買い得価格になってますよ~!」

    「え!・・幾らになっているんですか?」

    「はい・・え~・・・」


    頭の中で電卓フル稼働・・・ぷぷぷ・・・


    「はい・・・最初の売り出し価格が7000万でした・・・」

    「あ、はい、私もその価格で買い損ねました・・・」

    「そうですか~・・・それで、キャンセル物件は売主さんがお急ぎの為・・
    半額でいいそうです。ただし、即決に限りだそうですが・・・」

    「買います!即決します!」

    ほえ~・・・こいつは馬鹿か・・・
    3500万の買い物を見もせずに決めるなんて・・・

    「よろしいんですか?一度ご覧になった方が良くはありませんか?」

    「大丈夫です!この間見に行ったばかりですから・・決めます。」

    「はあ・・・それでは、ありがとうございます!では、契約書をお作りしますね・・」

    「はい、お願いします。・・・いや~今日の占いが1位だったんで、いいことあるって思ってたんです!」

    「そーですか?どんな占いですか?」

    「星座です。」

    「ほー・・・当たって良かったですね~!」

    「はい!」


    ふん!星座占いなんか当たるか!

    いったい何万人が同じ星座だとおもっているんだ!

    やっぱり馬鹿だ・・・


    (あ、占い信じているあなたのことを言ったのではないよ~\(^o^)/小説だからね~!ぷぷぷ・・・・)


    「はい、出来ました・・それでは、少々ご説明いたします・・・」

    「はい・・」

    「え~まず・・・・・・で、こうなっております。・・・・こうでこうです・・・
    それで、同じ階に塾が1軒ご入居してまして、多少人の出入りがありますが大丈夫ですか?」

    「えっ・・・塾ですか?・・・小学生とかですかね?」

    「申し訳ありません。まだ、開業されてないようなのでそこのところはわかりかねます・・・確認してからご契約されますか?」

    「・・・・そうすると、どうなります?」

    「別にどうと云うことはございません。ただ、ご契約前に即決のお客様が現れた場合はそちらの方に優先権が移行しますのでご了承ください。」

    「ま、待ってください!決めます!確認しなくて結構です!」

    「・・・よろしいんですか?後日のクレームには応じられませんよ・・」

    「大丈夫です。塾ぐらい大したことありません。」

    「・・・・・それでは、これで契約完了です。・・・あ、すいません、売主さんがご高齢のため、もう一文ありました。住人同士のトラブルは住人間にて解決してください。いかなる仲介も出来かねます。とのことですが、よろしいですか?」

    「あ~・・解かります。ご高齢ならなかなか難しいですよね。大丈夫です。結構人付き合いはいい方なんで今までトラブルらしいトラブルになったことありませんから。」

    「そうですか・・それではこれで・・こちらとこちらにご印鑑を・・・後お支払いは、即金でよろしいんですかね・・」

    「はい、小切手で・・はい、3,500万円也・・・どうぞ・・」

    「はい、確かに。では、ちょっと銀行に確認だけさせて頂きます。」

    ・ ・・・・・・・・・はい・・・ありがとうございました・・・

    「確認取れました。ご契約ありがとうございました!・・・では、こちらが鍵になります。・・・・ご入居おめでとうございま~す」

    「ありがとおーございましたー!」


    バタン!


    ふ~!

    二束三文で仕入れた物件が・・・3500万・・・こりゃ~探偵なんかやってられない・・・

    しかし、世の中には本当に馬鹿がいるもんだ・・・・
    塾・・・ねぇ・・明鏡塾・・・若者に社会の勉強を教える右利きの塾・・・

    トラブルは住人同士で御解決を~!

    だってここは・・


    A あんたが・・・


    K  きっと・・・


    B   馬鹿をみる~


    AKB不動産だから~!



    閑話休題




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    くいずです!  リターンズ

     24, 2012 19:00

                    ☆


    「・・・・懲役12年に処す。理由・・・・」


    俺は、「くいずです!」野郎に嵌められ3億円強奪事件の犯人に仕立て上げられた。

    懸命の弁明に誰も耳を貸さず、そのまま刑務所暮らし・・・・

    長く、辛い10年を過ごす羽目になった。

    仮出所で刑務所から出所した俺はその後の人生の全てを「くいずです!」野郎を見つけ出すことに費やした。

    高い金を払って情報屋からあらゆる情報を集めた。

    そして、遂に・・やっと・・・「くいずです!」野郎の招待を突き止める事に成功した。

    「くいずです!」野郎の正体は、大田 仁 セコイ詐欺師野郎だった。


    報復してやる!ぶっ殺す!


    俺は「くいずです!」野郎の隣に引越し、どうにか合鍵を作ってその日に備えた。

    そして、念願の日はやって来た。


    その日、「くいずです!」野郎はセコイ詐欺を働き、なんとか成功させていい気分で一杯引っ掛けて帰ってきた。

    俺はこういう日を待っていた。

    そう、あの日俺もいい気分で帰ってきたんだ・・・

    「くいずです!」野郎が寝静まり、そしてあの時刻になった。

    深夜3:00・・・・

    俺は至福の時を迎えた。

    遂に、遂に、この日が・・・・

    俺は合鍵を使い、奴の部屋に侵入して決めておいた隠れ場所に身を潜めて復讐を開始した。


    深夜の静まり返った部屋に電話の呼出音が響いた。


    プルルルルル・・・プルルルルル・・・


    「んん?・・・3:00?・・・誰だ、こんな時間に!・・・」


    「くずです!」野郎は自分の事は棚に上げて、そう吐き捨てた。


    「はい・・・大田ですが・・・どちらさま?・・・」


    「くいずです!」


    「な、なに~?・・・」


    「正解したら、3億円です。」


    「な、何を言ってるんだ!・・誰だ!・・こんな夜中に悪ふざけはやめろ!」


    「3億円、要りませんか?」


    「い、いるか!そんなもん!いい加減にしろ!」


    「残念ながら、3億円は先渡ししてありますので、あなたに拒否する権利はありません。」


    「な、何を言ってるんだ!訳の分からないこと言ってんじゃねぇ!」


    「正解できなければ、3億円の代償としてあなたの命を頂きます。」


    「な、何?い、命?・・・だ、誰なんだ!俺に何をしようと言うんだ!」


    「それでは問題です。」


    「まて、答えろ~誰なんだ~!」


    「制限時間は1分です。」


    「まて、待ってくれ」


    「昨年、女優の宮崎あおいが離婚しましたが・・・その、夫は・・・」


    「ちょっと・・・・あ、あ~・・・答えればいいんだな!・・・高岡蒼甫だ!」


    「ですが・・・ふふふ・・お手つきデスヨ・・・」


    「あ、いや、わかった、答えるから・・・問題の続きを言え!」


    「夫は高岡蒼甫ですが、本当の離婚の原因となった、宮崎あおいの不倫相手は誰?」


    「な何?宮崎あおいが不倫していたと言うのか?」


    「・・・・あと30秒・・・10秒・・・」


    「ま、待て・・・」


    「ブー!時間切れです。それでは、命を頂きます。」


    「ま、待て、・・お前はいったい誰なんだ!・・・大体、本当に宮崎あおいが不倫していたのか!」


    「私が誰か・・・自分で考えるんだな!クイズの答えは・・・メイドの土産だ、教えてやる。V6の岡田准だ。・・・・プチ!プー、プー、プー・・・」


    「あ、ちょっと、待て!・・おい!・・・」


    「プー、プー、プー・・・」


    「ち、くそ!・・・こんな夜中にイタ電か!」


    俺は身を隠していた場所を出て、奴の元へ向かった。

    そして、奴が再びベッドへ潜り込んだ時、無言で奴の胸にナイフを突き立てた。


    「ぐわ~!」


    奴の断末魔が部屋に響きわたった。

    俺は遂に、遂に、復讐を果たした。

    長い長い年月だった・・・・


    ピーポー、パーポー・・

    ドアを叩く音が響く・・・


    「警察だ!ドアを開けろ!」


    え?なんだ?こんなに早く警察が来るなんて・・・なぜだ!

    その時、俺の携帯が鳴った。

    プルルルルル・・・プルルルルル・・・


    「はい、・・・・どちらさん?」


    「くいずです!」


    「な、な、なに~~~~~~~~!!!!」


    「ふふふふふふ・・・久しぶりですねー・・・」


    「ちょっと、まて!・・・ど、どういうことなんだ!」


    「さてね・・・では、問題です。」


    「ちょっとまて~~~!」


    「ダメ!時間がありません。ふふふふ・・・問題です。あなたが殺したその男、だ~れだ?」


    「だ、誰だって・・・大田 仁・・お前じゃ・・・」


    「ふふふふふふ・・・俺は、多田 仁・・・ただ じん だ。おおた じゃないよ・・・」


    「な、な、何~~~~~~!」


    「じゃあな!人殺し君!・・・・プチ!・・・プー、プー、プー、・・・」


    「ま、待て、待ってくれ~~~!」



    ドンドン!ドンドン!


    「警察だ!さっさとココを開けろ!」

    今日も真夜中に電話の音がする・・・

    プルルルルル・・・プルルルルル・・・



    「くいずです!」



    閑話休題




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    時の片~かけら  15

     24, 2012 07:00

    勿論、私は酷く動揺していた。

    動揺しない訳が無かった。

    いきなり大人の幸治くんが目の前に現れたのだ。

    しかし看護学校での平静を装う訓練が生きた。

    穏やかに何事も無いかの様に幸治君に食べ物まで頼んだ。

    幸治君もどうしてか始めの剣幕とは打って変わって落ち着いて、私が事情を説明するまで待つ気でいるようだ。


    この状況を説明出来る唯一の答えは、私がタイムスリップしたと云う事だ。

    幸治君が料理を作りにキッチンに立った間に私は新聞を探した。

    探し出した新聞の日付は恐るべきものだった。



    2002年 7月23日・・・・


    そんな・・・・20年も過ぎている・・・・

    本当なら私は42歳になっている・・・

    慌てて近くにあった手鏡で自分の顔を確認したが、早苗は22歳のままだった。

    あの日のまま・・・あの日からタイムスリップを繰り返したんだわ・・・

    さっきまでの幸治君は10歳だった。

    丁度10歳の誕生日に私は幸治君と潤子さんに助けられた。

    そして・・・今は20歳になった幸治君と一緒にいる。

    でも、これをどう説明すればいいのか?

    全てを正直に話しても信じられる訳が無い。

    自分自身そうとしか説明がつかない今でさえ信じ難いのだ。

    幸治君が冷やし中華を作って来て、食べさせて貰っている間に頭をフル回転させて納得しうる説明を考えた。

    そして徐ろに話し始めた。


    「私が初めて潤子さんと会ったのは幸治君のお父さんが亡くなった年で、その時私も母を亡くして世話をしてくれる人がいなくて・・・」




    彼女が説明を始めそれを僕は黙って聞いた。

    彼女の話を要約すると・・・

    丁度10年前僕が父を亡くした年に彼女も母親を亡くし父親が仕事で海外に行かなくてはならなくなり面倒を見てくれる人がいなくて、母親が以前僕の母の旅館に勤めていた縁でしばらく個の家で暮らした・・・と、云う。

    僕が覚えていないのはその当時僕は記憶障害を患っていたから・・・

    確かにその通り僕はその時、父が亡くなった年の記憶が今でもほとんど無い。

    反論する余地はなさそうに思えた。

    そして、今日は久しぶりに長崎に旅行に来たので寄ってみた・・・と云う事だ。

    確かに辻褄は合っていた・・・・が、僕は信じられなかった。

    何故なら・・・当たり前だ。

    彼女は文字通り、目の前に降って湧いたのだから。

    しかも僕を幸治と知った時の、あの気を失う程の動揺は全く説明が付かない。

    そこで僕はちょっとした罠を仕掛けてみた。


    「ふ~ん・・・・大体分かりました。ところで、母と最後に会ったのはいつ頃ですか?」


    「えっ・・・あ、え~っと・・・」


    明らかに動揺していた。


    「・・・た、多分、3~4年前位の花火大会で・・・」


    引っかかった!


    「・・・・・早苗さん?でしたっけ?・・・」


    「ええ・・・そう、昔は幸治君は早苗お姉さんって呼んでたのよ・・ふふ」


    「じゃあ・・早苗お姉さん・・・」


    「はい・・何かしら?・・・ふふ・・なんだか懐かしい・・・」


    「・・・嘘はその位で、本当の話をお願いします!」


    「えっ!・・な、何で・・嘘だと・・言うの?」


    「・・・それは・・・母は、5年前に亡くなったからです。3~4年前に会える訳が無い!」


    「えっ!・・・あ、・・そ、それは・・・もしかして5年前だったかも・・・」


    「母は亡くなる前2年ず~っと入院していました。」


    「えっ?・・・・・あの・・・・じゅ、潤子さんが亡くなったの?・・・」


    彼女は本当に驚いたようだった。


    「いい加減に認めたらどうですか?・・・そして、ちゃんと本当の話をして下さい。」


    彼女が本当に困って、しかも落胆したのを初めて見た気がした。

    そして諦めたのか淡々と始めた話は更に信じ難いものだった。

    20年前からタイムスリップしたと言うのだ・・・

    僕の頭は完全にパニックに陥った。



    閑話休題



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    (有)AKB探偵社  4

     24, 2012 00:00
    【ここは秋葉原。

    電器屋とヲタクの聖地。

    まあ、最近は色んな人種でごった返しているが…】



    ノックの音がした。


    「はい…、どうぞ」


    「こんにちは…、ちょっとご相談があるんですけど…」


    「どうぞ、どうぞ…ここは、そういう所ですから…」


    「まあ…、ふふふ…そうですよね…」


    「どうぞ、お掛け下さい。」


    「はい…、失礼します…。」


    私は応対しながら、ちょっとドギマギしていた。

    飛びっきりの美人だったのだ。

    今日はいい日になりそうだ。


    「それで、どうされました?」


    「はい…すいません…

    他の所にいくつか当たってみたんですけど…

    どこも、無理だって言われて…」


    まあ、そうだろう。

    こんな怪しげな探偵事務所に、最初っから飛び込む人間はいないだろうな…。


    「それで…?」


    「はい・・・主人の素行調査してもらいたいんです・・・」


    「はあ・・・・どこも引き受けない、何か特別なご事情でも?」


    「はい・・・・それが・・・・」


    焦れったい・・・しかし、こんな怪しげな事務所を尋ねなくてはならない理由をそうおいそれとは口に出来ないのも良く分かる。


    「秘密は勿論厳守致しますので、あまりお気になさらずどうぞおっしゃって下さい。」


    「はい・・・えっと・・・・主人と云うのが・・・・本当は・・・・妹のだんな様で・・・」


    「はあ・・・では、妹さんの代わりに見えられた訳ですね・・・」


    「あ、いえ・・・それが・・・今は、私と暮らしているんです・・・」


    はあ?・・・・なんだ?・・・つまり、妹の旦那寝取って・・・その旦那の素行調査を依頼しようって訳か?。


    「はあ・・・大体ご事情は理解できました。で、その旦那さんの素行調査をご依頼ですね。」


    「はい・・・お恥ずかしい限りですが・・・どうも浮気しているみたいで・・・」


    ハハハ・・めちゃくちゃな話だこと・・・


    「承知致しました。お引き受けいたしましょう。」


    「あ、・・・でも・・・私・・お金があまり無くて・・・10万円しかないんです・・・」


    ハハハ・・そりゃ、どっこの事務所も受けない筈だ。


    「構いません。うちは格安で丁寧懇切が売りの事務所ですから・・・」


    「本当ですか?ありがとうございます!・・・・それで、お支払いは何時すれば・・・」


    「ああ・・・うちは、せいこう報酬制になってますから、報告書をお渡しするときで構いません。」


    「そうですか・・・わかりました。本当にありがとうございます。」


    「いえいえ・・・その代わり、せいこう報酬のお支払いは必ずお願いしますよ!」


    「はい!絶対にお支払い致します。決して騙すような事は致しません。」


    「では、こちらに署名とハンコを・・・」


    「はい・・・」


    「はい、これで正式にご依頼を承りました。結果が出次第ご連絡致します。」


    「はい・・・よろしくお願いします・・・。」



    ガチャ・・・・バタン・・・



    ・ ・・・あ、もしもし・・・俺・・・あ、うん・・そう、仕事。

    簡単な素行調査・・・うん、ま、適当に1.2日やって貰えば・・・うん、それでいいよ・・・

    1日1万で頼むわ・・・ハハハ・・安いのはいつもの事、オタクが雑なのもいつもの事だろ・・・

    ガハハハハ・・・じゃ、よろしくね・・・うん、今からFAX送るから・・・うん、じゃ・・・

    ククク・・・電話一本・・8万円の儲けか・・・




    と云う事で・・(メ・ん・)?どんな事だって?気にしない気にしない・・・

    報告書の受け渡しの日になった。



    「こんにちは・・・・」


    「ああ・・・どうぞ・・お待ちしておりました・・・」


    「はい・・・それで、どうでしたか?」


    「はあ・・・これがご報告書です・・・申し上げにくいのですが・・・」


    「あ、やっぱり・・・そうなんですね!・・・」


    「はあ・・・ご主人(誰のだ!(笑))は、現在3人の女性と同時にお付き合いされてますね・・・・」


    「さ、3人もですか~~~!」


    ククク・・・本当は浮気してるの1人だけなんだけど・・チョットだけこちらの都合で水増ししてやったのさ・・・


    「はい・・・残念ながらその通りです。詳しくは報告書をご覧下さい。」


    「はい・・・・(´Д⊂グスン・・・)


    「それで、こんな時に申し上げにくいのですがお支払いの方を・・・」


    「あ、はい・・・えっと・・こちらに10万円入ってます・・・」


    「はい・・・・1、2、・・・確かに・・・」


    「では・・・ありがとうございました・・・失礼します・・・」


    「イヤイヤ・・・奥さん、ちょっと待って下さい。」


    「えっ?・・・なんですか?」


    「せいこう報酬のお支払いを頂いてません。」


    「えっ!10万円が成功報酬ではないんですか!・・・そんな・・・私・・お金ありません・・・・」


    「あ、勘違いされては困りますね・・・10万円はただの報酬です。ほら・・・奥さんがサインと捺印された書類もありますよ・・」


    「そんな・・・酷いわ・・・騙したのね・・・・」


    「騙すなんて、人聞きの悪い・・・きちんとした契約書です。ほら・・」


    「そんな・・・・・私、本当にお金ありません・・・・・」


    「ハハハ・・また、勘違いされて・・・お金ではありませんよ・・・よく見て・・」


    「えっ?・・・・性交報酬?・・・・なんですか?これ!」


    「ハハハ・・また、初な小娘じゃあるまいし・・・・それに旦那は3人も浮気してるじゃないですか!(ホントはね1人だよ(笑))・・・じゃ、よっと!」


    俺はソファーを倒して、ソファーベッドにした。


    「あ、イヤ・・・止めて・・・・」







    ダメ・・・やめない・・・・


    だって!


    ここは!




    A・・・あんたが


    K・・・きっと


    B・・・馬鹿を見る


    AKB探偵社!


    ようこそ!







    Σ(゚∀゚ノ)ノキャー



    いただきます・・・・・




    閑話休題




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    くいずです!  3

     23, 2012 19:00
    【…次のニュースです。本日午後4時半東京府中で、現金輸送車が襲われ3億円が強奪され…】

    ん?どっかで聞いた事がある事件だな!

    チッ…どっちにしても景気のいい話だな…。

    俺は騙されて一億がフイだ。

    ああ~、胸くそ悪い、一杯引っ掛けてサッサと寝ちまおう!


    【ぷるぷる~】


    あん?朦朧としたまま時計を見ると、またAM3:00だ。


    まさか、また…

    「はい、どちら様?」

    「くいずです!」


    【☆★☆★☆★☆】


    「ふざけるなぁ~!!」

    「賞金は一億円です」

    「うるせー!コノヤロウー!もう、騙されねーぞ!」

    「では、ドアの外をご覧下さい。」

    ドアの外がどうしたと云うんだ…。

    ガチャ…。

    なんだ…このバッグ…うあー!こ、これは…本物か!

    バタバタ…

    「ハァハァ…もしもし!こ、これは…」

    「勿論、本物です!」

    「し、しかし…」

    「正解すれば…あなたのものです。一億円要りませんか~」

    「いや!やる!ぃえ…やらせて下さい。」

    「フフフ…。では…くいずです!一億円の問題ですから、難しいですよ~!!」

    「が、頑張ってみます!!」

    「では、問題です…
    なっちと言えば…」

    「え、簡単!安倍なつみ!」

    「さんですが…フフフ、また、お手つきですよ。ナッキーと言えば…誰?」

    「ええ…ナ、ナッキー?」

    「制限時間は、1分です。チッチッチッ」

    「ナ、ナッキー…」

    「チッチッチッ…あと10秒」

    「さ、榊原郁恵!」

    「ええっ!ピ、ピンポーン。正解!…本当にスッゴいですね~!!」

    「あ、いや~、それほ」

    「おめでとうございます!」

    【プープープー】

    「…どでも…あ、ちょっと、え、ほ、本当に~!!ヤッタァ~!いっちおっくえんダァ~♪」


    あはは、勿論俺は使いまくったさ。

    一億だぜ~。そう簡単には減らねえもんさ。

    今日もクラブ通いだぜ。


    「いつもの…。そう…。いいよ、いいよ~何でもたのみなぁ~!あはは…」

    ん?なんだこの場違いな連中は…


    「☆★だな…。強盗の容疑で逮捕する。」

    「な、何を…何なんだ…」

    「大人しくしろ。証拠は挙がってるんだ」



    【…次のニュースです。先日起こった3億円強盗事件の主犯と思われる男が逮捕されました。…】


    何度も言ったじゃないか。

    世の中そんなに甘い話はない。って。

    【ぷるぷる~】

    「くいずです!」


    完・・・?




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    (有)AKB探偵社  3

     23, 2012 07:00
    【ここは秋葉原、電器屋とヲタクの聖地… まあ、最近はいろんな人種がいるが…】





    今日は、全くついてない!



    マトモな依頼ばかりなのだ。



    いい事じゃないか…と思うだろう。



    しかし、それはここがマトモな探偵社だったらの話しだ。



    全く、マトモな探偵ならそこいらにゴロゴロいるだろうに…



    全部外注しちゃ儲かりゃしない。

    チェッ…





    ガチャ…


    「こんにちワンコ~!」



    なんだ~?この娘っ子は…



    「フレッシュレモンになりたいの~!!」



    はい~?



    「な、何か…」



    「探偵さん?」



    「はあ…そうですが…」



    ここは探偵事務所だ!

    探偵以外に誰がいるってんだ!



    「探してほし~の~!」



    仕事か?



    「何をお探しですか…」



    「夢~!!」



    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆



    「な、何を仰っていらっしゃるのか…」



    「みおりんの夢を探して欲しいの~!」



    また、でた!


    なんで、ここはこんなのばっかりなんだ~!!



    「あのねぇ、夢と云うのは自分で探すものなんだよ、お孃ちゃん!」



    「違うの~!昨日見た夢、落っことしちゃったの~!」



    がぁ~!!


    な、何を言ってるんだコイツは~!



    「ぴょん!」



    もうダメだ…

    理解不能だよ~!



    「フレッシュレモンになりたいの~!!」



    「頼むから、帰ってくれ!」



    「ぴょん!」



    バタン!





















    と、云う【 夢】 を見た。


    【夢】


    探してあげたよ!



    みおりん!


    可愛いなぁ~!






    なんだ!


    俺がAKBのファンじゃ悪いのか!!





    ここは、


    ㈲AKB探偵社だ!




    ようこそ!


    休題

    注)あくまでフィクションであり、作者とは一切関係ありません。
    「フレッシュレモンになりたいの~!」
    ぷぷぷ…




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    くいずです!  2

     22, 2012 19:00
    【ぷるぷる~ぷるぷる~】


    ハッと、目を覚まし朦朧とした意識で時計を見ると…ΑM3:00…。

    一体何事だ…。

    まさか…!


    「はい…。どちら様?」


    「くいずです!」


    【☆★◇◆ξ‡☆】


    「だぁ~!!又お前か~!いい加減にしろ~!」


    「賞金は、一億円です!」


    「イタ電はやめろぉ。ふざけるな!」


    「一億円要りませんか~?」


    「うるせー!どこにそんな金があるんだぁ!」


    「では、玄関のドアポストを見て下さい。」


    なんだと云うんだ…

    ドアポストに何があると…。
    ??

    何だこの封筒は…?


    ん?小切手?

    いち、じゅう、ひゃく、…。!!!

    いっ、一億円!



    【ドタドタドタ…】



    「ハァ、ハァ、もしもし?もしもし?」


    「見つけましたか?」


    「ああ、あった!おい…、あ、いや、ねえ…これは、本物ですか?」


    「もちろん、本物の小切手です。」


    「はあ…。」


    「くいずに正解すれば、アナタのものです。」


    「ゎ、わかった!」


    「では…。くいずです!」


    「はい!」


    「一億円の問題なので、少し難しいですよ~!… ユーミン提供曲で、まちぶせを歌ったのは…」


    「いっ、石川ひとみ!」


    「さんですが、…フライングですよ。クククッ…。最初にその歌を歌ったのは誰でしょう?」


    「ぁ…、ぅ~ん」


    「制限時間は1分、チッチッチッ…あと30秒。」


    「ちょ、ちょっと待って…」


    「チッチッチッ…あと10秒」


    「ぁ…えっ…みっ三木聖子!」


    「えっ!!ピ、ピンポーン!

    正解!

    本当にすごいですね~。

    チョーマニアックな人です。」



    「あ、いや…それほ」



    「おめでとうございま~す。では、さようなら~。」



    【プープープー】



    「どでも…。あ、ちょっと、待って…」


    「本当に…。うわ~!!やった~!!ぃ、一億円だ~!!」





    【次の日の朝一番】




    「次のお客様~。どうぞ~。」


    「こ、これ、お願いします。」


    「はい…少々お待ち下さい。…、」


    「お待たせ致しましたお客様。」


    「あ、はい!」


    「大変申し訳ございません。この小切手は…不渡りになっております。」





    【☆★☆★☆★】





    「なにー!」



    だから言ったじゃないか、

    世の中そんなに甘い話しはない。

    ただのいたずら電話だって…




    【ぷるぷる~】



    「くいずです!」



    閑話休題



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    時の片~かけら  14

     22, 2012 07:00



    「えっ!・・・母って・・・・こ・・う・・じ・・くん?・・・」



    いきなり自分の名前が出てきて面食らっているその目の前で彼女が気を失った。

    倒れる寸前彼女を抱きとめた時、僕は強烈な既視感に襲われた。

    何故?見ず知らずの女性を抱きとめたこの瞬間に。


    訳がわからない事だらけでパニックになりそうだったが、取り敢えず彼女を抱きかかえ家に入った。

    ソファーに横たえて冷やしたタオルを頭に乗せ、脈と呼吸の状態を確かめる。

    どうやら一時的に気を失っただけのようだ。


    それにしてもこの状況は異常だ。

    白昼、人が突然目の前に現れ、しかも僕の家に住んでいると言う。

    母や僕の事まで知っているようで、それもまた謎だ。

    それにあの強烈な既視感は何なんだろう・・・

    まるで何度も経験したことがあるような感じ・・・

    見たことがある、と云うレベルではなかった。

    実際の経験として記憶に残っている・・・それほどの既視感。

    答えなんか出るはずもない堂々巡りの思考をかなりの時間繰り返していると、彼女が目を覚ました。


    「う~ん・・・・・」


    ゆっくりと体を起こすと一瞬びっくりした様な表情をしたが、意外にもここはどこだのどうだのこうだの・・等の質問が飛んで来ることはなかった。


    「気がついた?・・・一体何がどうなっているのか説明してもらえるかな?」


    僕は出来るだけ穏やかに彼女に語りかけた。


    「少し・・・・考えさせて・・・・私も良くわからないの・・・・」


    分からないと言いつつも、何故だか怯える様子も無く穏やかな返事が返って来た。

    僕はちょっと不満ではあったが、ここで問い詰めても答えが変わりそうにはなかったので頷くしかなかった。


    「ちょっとトイレお借りします・・・。」


    「ああ・・・はい・・えっと・・・トイレは・・・」


    全部言い終わるその前に彼女はサッサとトイレのある方へと廊下を歩き始めた。

    パニックになりそうなのはこっちの方だ。

    何故彼女はうちのトイレの場所まで知っているんだ!

    この家は結構旧家で入り組んでいておいそれと部屋割りがわかるとは思えなかった。

    彼女が戻るや否や一気呵成に僕は彼女を問い詰めようとした。


    「ごめん。もうチョットだけ待って。ちゃんと考えるから・・・」


    機先を制され僕は何も言えなくなってしまった。その上・・・


    「幸治君、私、お腹空いちゃった・・・何か食べさせて・・・」


    な、なんだ~?

    この状況で何か食わせろって・・・・怒鳴り散らそうと思って息せき切って言葉を吐き出そうとしたが、彼女の僕を見る目に思わず引き込まれ・・・


    「あ、はい・・・・ちょっと待って・・・」


    完全に彼女のペースに嵌ってしまった。

    しかし、それが意外と腹立たしくなく・・・いや、懐かしい感じさえしたのだ。


    取り敢えず有り合わせで冷やし中華を作って彼女に食べさせた。

    食べ終わるとひと呼吸おいて、彼女はこの状況を説明し始めた。



    それはとても信じられない驚くべき内容だった。




    閑話休題



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    (有)AKB探偵社  2

     22, 2012 00:00

    【ここは秋葉原。

    電器屋とヲタクの聖地。

    まあ、最近ではいろんな人種が溢れているが…】



    ノックもなしに入って来たのは30前後の、

    明らかにヲタクの典型みたいな奴だった。


    「あの…お願い事があるんですが…」


    「どうぞ、お掛けください。

    ここは、そういう所ですからご遠慮なく。」


    「あ…そうですね。

    くふっくふっ…」


    だあ~!

    まっぱしから、キショイ奴だぁ!!


    「そ、それで、依頼のご内容は…」


    「はい!!

    僕の恋人を探して欲しいんです!」


    な、何を言ってるんだこのアホは…。


    「あ…いや、

    ここは探偵事務所で…

    そういう事は、もっと違った所にご相談いただいた方が…」


    「あっ…くふっくふっ…違います。

    くふっくふっ…いるんです恋人…。」


    なんだコイツ!

    ワケがわからん!

    キショイ!


    「あの~お話しのご内容がよく理解出来なくて…。」


    「あ…すいません。

    くふっくふっ…

    恋人がいるんですが、

    最近、引っ越したみたいで、

    住所がわからなくなっちゃったんです。

    それで、探して欲しいんです。」


    ほんまもんのアホだ!

    そりゃ逃げたんだよ…。


    「まあ、そういう事でしたら…

    お引き受けしても構いませんが…。

    ただ、大変難しい調査になりますので、

    確約は出来かねますよ。

    それから、少々お高くなりますし、

    うちは、全額前金の1日2万円で10日間契約、

    合計20万円になりますが…

    それでもよろしいですか?」


    「はい…。それで構いません。

    よろしくお願いします。

    くふっくふっ…」


    キショイ~!


    「じゃあ、前のご住所と…

    最近のお写真でもお持ちですか?」



    【ガサガサ、ゴソゴソ】



    うわぁ!!

    コイツ盗撮魔か…

    カメラとテープだらけ…

    ゲッ!!

    ナイフまでゴロゴロ入ってやがる!


    「くふっくふっ…

    はい…こっちが前の住所で…

    これが写真です。

    …じゃあ、これ20万円…」



    【☆★☆★☆★☆】




    なんだ!


    こ、これは…!


    本家AKBの…


    あっちゃんじゃねぇか~!!


    キショイ…キショ過ぎる…!


    まともな探偵は、

    こんな依頼受けやしないぜ!



    「も、もう一度ご確認しますが…

    ご期待に沿えなくても、

    ご返金出来かねますが…

    よろしいですか?」



    「くふっくふっ…

    構いません。

    なんとか、僕の恋人を探してください!

    くふっ…お願いします。」


    「わかりました。

    では、お引き受け致します。」


    「くふっくふっ…

    それじゃ…

    よろしく…

    くふっくふっ…」



    ふぅ~!

    やっと帰ったか~!

    本家ほんまもんの

    変質者だ!


    ではっと…



    「あ…もしもし…、


    あ、秋元警部ですか?

    ご無沙汰してます。


    AKB探偵社の…


    それで、アッブナイ奴なんですよ…


    ええ…ナイフがゴロゴロ…


    ええ、ちょっと病院にでも…


    いやいや…

    依頼なんか、受けてませんって…


    ええ…

    じゃあ、よろしくお願いします。」



    電話一本で、20万の稼ぎか…


    丸儲け♪


    悪くない☆


    今日もいい日だ。




    ここは、

    アナタ《A》が

    きっと《K》

    馬鹿《B》をみる


    ㈲ AKB探偵社



    ようこそ!!


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    くいずです!  1

     21, 2012 19:00
    【ぷるるる~。ぷるるる~。… 】



    電話が鳴っている。


    朦朧とした頭で、時計を見ると、真夜中の3時だ。


    一体こんな時間に何事だ。


    「はい、どちら様?」

    「くいずです!」


    【☆★☆★☆★☆】


    「何を言ってるんだ!
    こんな時間に非常識な!」


    「あだち充先生のタッチのヒロインだ~れだ?」


    「おい、こら、貴様は一体誰なんた!」


    「正解者には、賞金壱億円差しあげま~す。」


    「こら、何を言ってるんだ!」


    「制限時間は1分です。」


    「ちょっと待て。ちゃんと答えろ!」


    「チッチッチッ…、あと30秒」


    「な、な、何んだ」


    「チッチッ…壱億円要りませんか?チッチッ…あと10秒」


    「あっ、えっ…」


    「あと5秒」


    「ああ~、ひ、日高のり子!」


    「えっ!?…ピ、ピンポーン!


    せ、正解で~す!


    おめでとうございま~す。

    ……、マニアックな人なんですね~!


    では、さようなら~!」



    【プー、プー、プー】



    「あっ、ちょっと待て!

    おい、こら、

    いっ、壱億円はどうなってるんだ~!!」



    世の中、そんなに甘い話はない。


    ただのイタズラ電話だ。


    【ぷるるる~。】


    「くいずです!」



    休題



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    (有)AKB探偵社  1

     21, 2012 07:00


    【ここは秋葉原。

    電器屋とヲタクの聖地。

    まあ、最近は色んな人種でごった返しているが…】



    ノックの音がした。


    「はい…、どうぞ」


    「こんにちは…、
    ちょっとご相談があるんですけど…」


    「どうぞ、どうぞ…ここは、そういう所ですから…」


    「まあ…、ふふふ…そうですよね…」


    「どうぞ、お掛け下さい。」


    「はい…、失礼します…。」


    私は応対しながら、ちょっとドギマギしていた。

    飛びっきりの美人だったのだ。

    今日はいい日になりそうだ。


    「それで、どうされました?」


    「はい…すいません…
    他の所にいくつか当たってみたんですけど…
    どこも、無理だって言われて…」


    まあ、そうだろう。

    こんな怪しげな探偵事務所に、
    最初っから飛び込む人間はいないだろうな…。


    「それで…?」


    「はい…。
    あの、うちの子を捜して欲しいんです。」


    正直、飛び上がりそうなくらい驚いた。

    とても子供がいそうな年には見えなかったのだ。


    「あ、はあ…。お子さんですか…、
    お写真、お持ちですか?」


    「ええ、この子なんです。」


    なっ、なんだコリャ…

    猫じゃねぇか!


    「し、失礼ですが…

    お子さんと云うのは、この猫ちゃんですか?」


    「はい!!大事な子なんです。
    お願いします!どうか、捜して下さい!」


    私は一気にやる気が失せた。

    猫捜しなんかやってられるか!


    「お気持ちは痛いほどわかります。

    しかし、猫捜しは大変難しい仕事でして、
    確約出来かねますので…

    もっと大きな事務所に行かれては如何ですか?」



    「そう仰らないで…

    どうか、お願いします!

    みんなに断られて…
    本当に困ってるんです。」


    そりゃそうだ。

    マトモな探偵ならこんな仕事引き受けやしないだろう。


    「わかりましたよ…。
    お引受け致します。

    ただ、費用は少々お高くなりますよ。」


    彼女は私の言葉で、
    まさに破顔一笑の見本のような笑顔になった。


    「宜しくお願いします。
    お幾ら掛かっても構いません。
    どうか、見つけて下さい!」


    「あ、いや…先ほども申しましたが、
    必ずとはお約束出来かねますよ。
    最善を尽くしますが…」


    彼女は少し不安げになったが、気を取り直して…


    「それで結構です。お願いします。」


    「では…1日2万、10日のご契約で如何ですか。
    ただし、10日以内に見つかった場合でも、ご返金出来ません。
    よろしいですか?」


    「そ、そんなに…」


    「お高くお感じでしたら、他を当たって下さい。」


    「ぃ、いえ、それで結構です。
    宜しくお願いします!」


    「…では…こちらがうちの口座番号になります。
    振り込みが確認出来次第取り掛かります。」


    「よろしくお願いします!」


    「はい…承りました。」

    彼女は、不安と安心をない交ぜにした表情のまま事務所を後にした。



    【こちらは、☆☆銀行です。
    ★★様より20万円のご入金がございました。…】


    ふふふ…。



    「もしもし?
    ああ、☆☆なんでも屋商会さん?

    いつもお世話になってます。
    AKB探偵社です。

    ちょっと仕事頼みたいんだけど…

    1日五千円で…

    報告書は、まあ適当に…

    宜しく頼むよ。」


    ふふふ…。

    電話一本で十五万の稼ぎか…


    悪くない。


    今日はいいになりそうな気がしたんだ。


    マトモな探偵ならこんな仕事引き受けないって…。


    猫捜しなんかやってられるか!


    ここは、


    ㈲アナタ《A》が、

    きっと《K》

    馬鹿《B》を見る

    探偵社。


    ようこそ!!


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    わたし、みなみちゃん。( ̄∀ ̄)


    猫って呼んだら、絶交です。NG

    あれから、またすこし、時間が過ぎました。時計

    コウタロウくんも、今年で中学生です。早いものです。学校

    でも、ま~だ、みなみちゃんのほうが、ひとつ、お姉さんです。

    エッヘン!グッド!



    なんと、ママさんドキドキご懐妊です。

    おめでとうございまーしゅ!

    パパさんドキドキママさんドキドキコウタロウくん
    みんなみんな、大喜びです。

    みなみちゃんも、踊ってしまいました。リサイクル


    【月日は流れて、十月十日…】


    もうすぐ、 赤ちゃん誕生します!


    でもでも、みなみちゃん、具合が悪いです。

    ごはんも、食べられません。

    毎日、だんだん動けなくなって来ました。ダウン

    だぃっきらいなお薬も、一所懸命飲みました。

    でも、もう起き上がれません。

    お医者さんも、病院 ただ黙って、頭をいいこいいこしてくれるだけです。砂時計


    今日は、ママさんドキドキの予定日です。

    パパさんドキドキやコウタロウくんは、
    みなみちゃんをおうち家
    お留守番させようとしていましたが、

    断固拒否しました。


    最期の力を振り絞って、泣き声を張り上げてやりました。

    赤ちゃんを見るまでは、みなみちゃん死んでいられません。

    手術室の前のソファーで、待っています。

    みなみちゃんは、コウタロウくんが抱っこしてくれています。

    お姉さん思いの、とっても良い子に育ちました。

    みなみちゃんのお陰様です。

    もうすぐ、生まれそうです…。

    でも、もう、みなみちゃんは動けなくなりました。

    コウタロウくんが、泣いています


    みなみちゃんは最期の最期の力を振り絞って、コウタロウくんにお別れを言いました。



    【泣かないで…。】

    「ニァー‥」


    ママさんドキドキ赤ちゃんに会いたかったです…。サヨウナラ…。


    「みなみちゃん!みなみちゃん!…」

    「コウタロウ、みなみちゃんに、お別れを言ってあげなさい。」

    「うん、みなみちゃん、サヨウナラ…」






    【オギャー、オギャー、】






    「お父さん!お母さん!このは、きっとみなみちゃんの生まれ変わりだよ!」


    「そうかもしれないわね。…お父さん、この子の名前、みなみ、じゃだめかしら?」


    「ハハハ、二人がそう言うのなら仕方ない!みなみ、に決定!」






    うふふ…。その通り!


    みなみちゃん。


    復活でーす。



    「オギャー」



    私みなみちゃん!

    パパさん ママさん

    コウタロウくんの 仲良し4人家族です。


    閑話休題




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    恥ぢらひ

     20, 2012 07:00
    その子と出会ったのは、僕が丁度大学受験を控えた夏休み。

    予備校の夏期講習の受講中、偶然隣に座ったのがきっかけで話すようになった。

    いつも控えめで、それでいて自分の意見をキチンと言える・・・僕の理想の女性だった。

    彼女も何故か僕のことを気に入ってくれたようで、受講の際まず僕の姿を探すようになった。

    高校3年生と言えば、男の思春期真っ盛り・・・・

    僕の頭の中は受験どころでは無くなっていた。

    毎日彼女と会うたびに・・・いけない想像で頭の中は一杯・・・

    しかし彼女はそう云う事には全く興味が無いのか、帰り道一緒に歩いても手さえ繋ごうとしなかった。

    夏休みが終わる頃には僕は気が狂いそうになっていた。

    夜な夜な彼女を思い出し満たされぬ欲望に身悶えした。



    そんなある日・・・

    いつものように彼女との帰り道・・・

    地元の不良達に偶然出くわし、絡まれる事態になってしまった。



    ところが・・・実は僕は小さい頃から格闘技が得意で、見た目より遥かに喧嘩が強かったのだ。


    (`・∀・´)エッヘン!!


    見事、不良共をケチョンケチョンにやっつけてやった。

    彼女の瞳が ♡ になっていたのは想像に難くない。


    「恭介くん・・・カッコイイ!!」


    「え~~~?それほどでもないよ~~~・・・・」


    勿論、それほどでもある事はよ~~く解っていた。

    案の定、帰り道・・・彼女の方から手を繋いで来た・・・

    それだけでも十分満足だったが、彼女の家の近くに着いたとき・・・

    二人の会話が丁度途切れて、何となくいけそうな感じになったので・・・

    僕は体中の勇気を振り絞って彼女を抱きしめた。


    イケた(((o(*゚▽゚*)o)))


    彼女も僕の背中に手を回して応えてくれたのだ。

    ここで止めては男が廃る!

    そっと彼女の顎に指をあて、顔を上げさせた。

    彼女もそれが何を意味するかと云うことくらい解っていた。

    そっと瞳を閉じた・・・

    スッゲェ~!(((o(*゚▽゚*)o)))

    勿論頂きました!初kiss!

    その後の彼女は顔を真っ赤にしてず~っと下を向いたままだった・・・

    そう云う恥じらい方も僕は大好物だった。O(≧▽≦)O

    ・・・・その日の夜、僕が眠れなかったのは言うまでもない。


    それからの二人の仲は実に順調に進展していった。

    デートをするようになり(勿論帰りにはkissのオマケ付き)、お互いの家にも遊びに行くようになった。

    秋が深まり彼女との仲も深まった。

    ある日僕の部屋でイチャイチャしていた時、僕がチョットだけ暴走して彼女の下着に手を掛けてしまった。


    「あ、ダメよ恭ちゃん・・・」


    「・・・ごめん・・・嫌だった?・・・」


    「あ・・・ううん・・・違うの・・・嫌じゃないわ・・・今日は・・ダメな日なの・・」


    彼女はまたまた真っ赤になって俯いて答えた。


    「あ・・・・そう・・なんだ・・・」


    何となく暗黙の了解で次のデートで僕たちの初めての経験を出来そうだ。




    そして・・・遂にその日がやって来た。

    前日の夜から悶々として眠れる訳が無かった。

    しかし、夜明けとともに僕は(n‘∀‘)ηオキタワァ・・・当たり前だ!

    寝坊なんてするはずがない。

    二人共その日のデートはどこか上の空。

    頭の中はそのことで一杯だった。

    やっと夕方になったので、ちょっと早かったが・・・もう、我慢の限界だったのだ!

    思い切って彼女に言った。


    「ねえ・・・ちょっと二人きりになりたいなぁ~・・・ダメかな?・・・」


    「ううん・・・・いいよ・・・」


    またまた、真っ赤になった彼女の手を引いて、下調べしておいたホテルへ一直線!


    部屋に入ったら、もう止まらない。

    若いいんだから仕方ない。

    座って飲み物、その後シャワー、で、その後いい雰囲気にして・・・

    とか、予定していたけど・・・全部すっ飛んだ・・・

    いきなりベッドに押し倒し、事を始めた。

    意外にも彼女も嫌がることなくそれに応えた。

    普通なら不思議に思えたかもしれないが・・・その時はどーでも良かった・・・

    服を脱がし一通り愛撫を終えて、さて、という時・・彼女が言った。


    「お願い・・・明かりを消して・・・恥ずかしいわ・・・」


    「ああ・・・うん、わかった。」


    パチッ。[ ‘_ゝ’]


    毎夜夢に見た彼女との愛の交歓をいよいよ始めた・・・


    「あん・・・・あん・・・・・」


    「気持ちいい?・・」


    「(´・д・`)ヤダ・・・(/ω\)ハズカシーィ・・・」


    「あん・・・・あ・・・ん・・・」


    もう、我慢出来ずに彼女の中に入ろうとした時、彼女が僕の耳元で囁いた・・・


    「あ・・ん・・あ、ねえ・・・つけて・・・・」


    「あ・・・ああ・・・」
















    パチッ。ヾ(@⌒―⌒@)ノ






    「(;゚Д゚)! えっ?」

    「(メ・ん・)? えっ?」






    ちが~~~~~~~~~う!!!!!

    閑話休題



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    こちらより




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