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    続 作家

     31, 2012 19:00
    エッヘン!


    私は大作家だ!


    誰が何と言おうと、大作家である。


    一冊出した本が大好評で、あっちこっちから引っ張りだこ。

    執筆の注文がひっきりなし…。



    だが、書けない…。


    新しいアイデアが全く浮かんで来ない。

    私の才能はこんな物だったのか…。

    もう絶望的な状態だ…。



    【ぷるぷる、ぷるぷる…】



    う、ま、また…催促の電話だ…。


    「はい…もしもし…」

    「あ、せんせ!
    構文社の芥川です。

    先日お願いした分、明日締め切りですんで…

    一応ご確認です!

    いかがですか?

    もうお出来になりましたでしょうか?」


    「あ、いや… もう少し…

    すぐ、出来るはずなんだが、ちょっと待ってくれ!」


    「あ、じゃあ…これからお伺いしましょうか?」


    「いや!それには及ばん。

    出来たら、すぐにFAXするから!」


    「はあ…そうですか、

    じゃ~お待ちしてます!

    よろしくお願いしますね~!!」


    「わかった、わかった!じゃ~切るよ。」


    ふぅ~!!

    どうすればいいんだ!

    明日からは…

    締め切りの期限が次から次に迫っている。

    だが、書けない…のだ!


    もう、死んでしまいたい!


    そうだ、死んでしまえばいいのだ!


    そうか…そうか…


    よし!首をつろう!


    梁に紐を掛けてっと…


    えいやっ…


    ぐぁ~!!








    う、う~ん

    夢か…

    嫌な夢だったなぁ~。

    しかし…。






    私は作家だ…。

    誰が何と言おうと作家だ。

    私は幾らでも書けるのだ。

    溢れ出る泉のように書ける。

    凄い才能だ!

    毎日毎日、次から次へと新作が生まれている。

    神が与えた才能だ!




    なのに…




    どこからも、注文がこない。





    悪夢だ…。


    醒めてくれ…。


    休題



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    小人の住む星

     29, 2012 19:00
    宇宙歴777年。


    長年の夢を実現すべく我々人類は、宇宙征服の野望を抱き果てしなく続く宇宙へと征旅に打って出た。

    その旅は我々にとって初めての遠征であった為、予想だにしないことのばかりで苦難の道の連続だった。

    そして長い時が過ぎ遠征隊のほぼ全てが代替わりをした頃・・・

    我々は遂に知的生命体が支配する星を発見した。

    その星は我々の星のほぼ半分の大きさの星で、支配者たる知的生命体の大きさも我々のほぼ半分だった。

    我々はすぐさま攻撃に打って出ようとした・・・


    しかし、偵察隊の報告に我々は固唾を呑むことになってしまった。


    何故なら、その星の支配者の姿が・・・


    彼らは我々が信じる悪魔の姿そのものであったのだ。


    兵士たちは我々指導部の攻撃命令にも答えず沈黙を守ったままその星を遠巻きにして身動き一つしなかった。


    我々は長い長い年月を使って悪魔と対峙しに来たのか・・・


    遠征隊全てに絶望感が広がった。


    だが、ひとりの戦士が皆に提案を行なった・・・



    「我々はこの長い時間を無駄にすることは出来ない。

    姿は悪魔であるが、本当に悪魔かどうかはキチンと観察してみなくては分からないではないか!

    観察の結果、悪魔に似た生物だっただけならば、兵士たちよ!勇気をもって攻撃し、我々人類の念願を叶えようではないか!」


    戦士の呼びかけに兵士も賛同し遠征隊全機能を持ってその悪魔の姿の生物の観察が始まった。

    我々の持てる技術全てを使いありとあらゆることを観察した・・・


    その結果は・・・・



    忌まわしい、それ以外には形容する言葉がないほど悲惨なものだった・・・

    まさしくその者たちは悪魔そのものであった・・・

    地上のありとあらゆるものを喰らい、汚物を垂れ流し、事もあろうか悪魔同士殺しあっているのだ・・・・

    我々は遠路地獄を目指していたのだ・・・

    全ての遠征隊員が帰還を望んだ。

    我々指導部もそれに抗う術を持っていなかった・・・・

    我々はまた、長い長い年月をかけ故郷へと引き返さねばならない・・・



    忌わしいこの星・・・






    悪魔の住む・・・地球と呼ばれる星を後にして・・・



    閑話休題



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    真冬の怪談

     26, 2012 19:00
    電話のベルが鳴る。


    もう遅いのに…、


    と思いながら


    受話器をとる。



    「You blood all over me !」



    な、何?


    怖い!




    【ピンポーン】



    玄関のベルがなる。


    誰?


    こ、こんな遅くに…


    覗き穴から覗いても、


    誰もいない…


    怖い!




    恐る恐るドアを開ける。



    そ、そこには…



    携帯を手にした…






    「HAPPY birthday!

    真冬姉ちゃん!

    誕生日おめでとう!」







    し、知らない!


    私は…


    私は、一人っ子なの…。





    静かな夜に…

    真冬の悲鳴が響いた。






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    阿吽の呼吸

     25, 2012 07:00


    「あっ!



    うっ!



    ん~~~~・・・」





    呼吸が止まりました。

    11時00分・・・死刑囚の処刑が終わりました。


    ご苦労!


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    続 坂道の少女

     24, 2012 19:00
    坂道の少女とは、

    二度とあの坂道で行き交う事はなく

    僕の初恋は終わった。


    それから2年の歳月が過ぎ去り、

    僕は東京の大学へ通っている。


    二年までは、東京と言っても遥か遠く…

    都心から電車で2時間近くかかる

    郊外のキャンパスに通っていた。


    今年3年になって、やっと本校舎への通学と相成り、

    アパートも大学に程近い三茶の駅近く、

    三宿に引っ越した。


    アパートから三茶の駅まで行く途中の坂道を登るたび、

    あの坂道の少女を想いだす。


    甘く、そして、切ない想い出…。



    久しぶりに、友人から合コンの誘いを受け出掛ける事にした。

    いつまでも初恋を引きずる僕を見かねて、

    時折誘ってくれるありがたい奴だ。


    「おい、碇。今日こそ、頑張っるんだぞ。

    上手くいきそうだったら、

    サッサと消えちまっていいんだからな!」

    「わかってるって!

    僕だって、彼女は欲しいんだから♪」

    「本当かなぁ。お前見てると、

    実はホモじゃないかと疑う時があるんだよなぁ…

    アハハ…」

    「ば、馬鹿な事言うな~!」

    「ナハハ…

    ムキになるところが、怪し~ィ!」


    軽口を叩き合いながら、

    銀行の角を曲がって
    三茶の駅に向かう、

    いつもの坂道に差し掛かった。


    僕の眼は驚愕の余り、
    向かい側の歩道に釘付けになった。


    坂道を下ってカップルが歩いている。


    そのカップルは、


    あの坂道の少女と…


    親友の森だった。



    も、もり~!!


    それは…あんまりだぁ~!






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    正義の味方

     22, 2012 19:00
    私は訴訟無敗の業界きっての弁護士。

    幼い頃から、弱者の味方・・・正義の味方に憧れてこの仕事を選んだ。

    その上、これまた幼い頃から口がよく回り口喧嘩では負けたことが無かった。

    この仕事はまさに天職!

    百戦百勝、向かうところ敵なし。


    と、言うことで今日も法廷で弁舌滑らかに・・・・

    しかし、今日の弁護はちょっと気が進まない案件だった。

    殺人事件で無罪を主張しているんだが・・・・

    こいつは・・・・やってる!絶対に人殺しだ!

    なのに・・・厚かましくも無罪を主張しているのだ。

    法廷で言ってやりたい・・・

    「こいつはやってる!」

    でも出来ない・・・・

    私は弁護士。依頼人の利益を守るのが仕事・・・・


    結果・・・やっぱり私は凄い。

    こんな真っ黒な被告を無罪にしてしまった・・・・。

    私の無敗記録はまたも更新。




    あ、なんだ?向こうからニコニコ笑いながらヤクザもんがやって来るぞ・・・


    「先生!あんたはワシらの救世主でっせ!これからもよろしくたのんますわ~!!」



    ちが~~~~~う!私は弱者の味方、正義の味方になりたかったんだ~~~!

    ヤクザもんの救世主になるために弁護士になったんじゃな~~~い!






    「先生!今回のお礼です!1千万ほど入ってます・・・勿論、とっぱらいでっせ・・」



    あ、お金はもっと好き!


    うひゃひゃ・・・・ヤクザもんの救世主・・・やめられまへんな~~~~!キャハ!



    閑話休題



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    憂鬱な1日

     19, 2012 19:00
    春が終わり、梅雨空の1日。

    肥田 恵は今日も学校でいじめられ憂鬱な1日を過ごし帰路についていた。

    独りきりの毎日…。

    死んでしまいたい程の孤独感。

    沈み切った心で家路の農道をトボトボと歩く。


    【ププー!】


    後ろからいきなりのクラクションに恵は驚き足を踏み外した。


    「キャー!」


    もちろん、落ちた先は…。


    肥溜め…。


    その時、あとからきたいじめっ子が叫んだ。


    「こえだめ、が、肥溜めに帰った~!おかえりー!アハハ♪」













    「ただいま…」


    閑話休題


    ラ・フランス

     18, 2012 07:00
    こ、これは・・・全然美味しくないぞ!

    ラ・フランス!お前なんて、用無しだ!(^O^)


    ところで、埼玉の花は・・咲いたままなんだってね・・

    そんな話に用はないよお~!


    あ、そこのロッカー・・・持って帰ろっか~・・

    なんだ!ロッカー持って帰って・・・

    日曜日は遊ぶつもりか!

    そんな事は許SUNDAY!


    ピンポーン・・・

    ハイ・・・どちら様?

    お届け物です。

    配送ですか?

    ハイ、そうです。

    お!田舎の友人からだ・・・

    では、早速いただくとしよう!

    わ!このワッフル賞味期限切れだ~~!

    (「・ω・`)・・・ドレドレ・・・わっ!古っ!


    内容が無いとは言わない様に!


    閑話休題


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    至福の時

     17, 2012 09:00
    私は山田奈緒子、凄く売れっ子のマジシャン・・・

    私の彼は大学のスッゴク偉い教授・・・・

    なかなか進展しなかったけど最近やっとラブラブになってきたの・・・

    彼は思ったより私を大事にしてくれる・・・

    そして、彼は私にプロポーズしてくれた・・・・


    ・・・私は決心したの・・・

    身も心も彼に捧げてずっと愛していこうって・・・・








    そして・・・・とうとうこの日がやって来た・・・

    先生との約束の日・・・

    私は初めての経験だから、約束の日が決まったあとは毎日がドキドキ・・・

    でも、覚悟は出来ている・・・

    そう、朝からちゃんと覚悟を決めて約束の場所へ・・・

    でも、でも・・・

    いざその時になるとやっぱり・・・

    恥ずかしい・・・

    でも、決心したんだもの・・・・・





    先生が優しく私の名前を呼ぶ・・・

    私は深呼吸をして、ゆっくり脱ぎ始めた・・・

    1枚・・また、1枚・・・

    とうとう最後の1枚・・・・

    この日のために新調した真っ白なパン〇〇・・・




    ああ・・・いや・・・恥ずかしい・・


    ああ・・・先生・・そんなところ見ないで・・


    ああ・・やだ・・見つめないで・・・


    ああ・・・ダメ・・触っちゃダメェ~~~・・・




    えっ!そんな大きなのを私のあそこに入れるの?


    あ・・・やだ・・・怖い・・・


    やだ・・やだ・・・恥ずかしい・・・


    イヤ!やめて~~~~!


    恥ずかしい~~~~!!!!!


    あああ~~~・・・先生~~~!!!!!・・・・・・




























    「おめでとうございます・・・・8週目に入ってますね・・・」



    ああ・・コウノトリさん・・・ありがとう!



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     15, 2012 19:00
    朝陽の眩しさで目が覚めた。


    白い天井。

    廻りを見渡すと、目に入るもの全てが白い。


    ベッド 枕 布団 机 椅子 カーテン 窓枠

    頭が痛い。

    此処は何処だ?


    全身の血液が逆流した。


    記憶がない。


    僕は誰だ?


    ベッドから起き上がり、壁の鏡を覗き込んだ瞬間、心臓が悲鳴をあげた。


    ?????


    全く知らない僕、いや、彼女がいた。


    そんな馬鹿な!!

    僕は女性なのか?


    いや、そんな筈はない。

    記憶がないのは事実だが、自分が男性だという事は覚えている。


    では、この鏡に映っている女性は誰なのか?


    ワケがわからない。



    眩暈がした。



    此処から出たい。


    誰か助けくれ。


    倒れそうになりながら、ドアノブに手をかけ一気に扉を開いた。




    【★☆★☆★☆★】




    血溜まりの中に 男が倒れて死んでいた。



    ついに僕の心臓は、その動きを止めた。













    その男は、僕だった。





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    木綿のハンカチーフ

     14, 2012 07:00
        



    木綿のハンカチーフ

    松本 隆 作詞
    筒美京平 作曲




    恋人よ僕は旅立つ

    東へと向かう列車で

    はなやいだ街で君への贈りもの

    探す探すつもりだ


    いいえあなた

    私は欲しいものはないのよ

    ただ都会の絵の具に

    染まらないで帰って

    染まらないで帰って


    恋人よ半年が過ぎ

    逢えないが泣かないでくれ

    都会で流行りの指輪を送るよ

    君に君に似合うはずだ


    いいえ星の

    ダイヤも海に眠る真珠も

    きっとあなたのキスほど

    きらめくはずないもの

    きらめくはずないもの


    恋人よいまも素顔で

    口紅もつけないままか

    見間違えるようなスーツ着た僕の

    写真写真を見てくれ


    いいえ草に

    寝ころぶあなたが好きだったの

    でも木枯らしのビル街

    体に気をつけてね

    体に気をつけてね


    恋人よ君を忘れて

    変わってく僕を許して

    毎日愉快に過ごす街角

    僕は僕は帰れない


    あなた最後の

    わがまま贈りものをねだるわ

    ねえ涙拭く木綿の

    ハンカチーフください

    ハンカチーフください




    「・・・・・( ´―`)フゥー...最後まで田舎臭い、しみったれた女だなぁ~・・・」


    「なに、なに?」


    「ああ・・・田舎の元カノの手紙・・・・ほら・・」


    「・・・・キャハo(^▽^)o・・・おもしろ~い!」


    「面白いか~?・・・しみったれてるだろ~」


    「・・・・ねぇ・・じゃあ。お願い聞いてあげたら?そこのダイソーで100円の木綿のハンカチ買って送ってあげたら?」


    「・・・そうするか?」


    「キャハo(^▽^)o・・・そうしよう、そうしよう!」




    ・・・・ダイソー売り場・・・・・



    「これでいいかな?」


    「それでいいんじゃない!しっかり100円だし・・キャハo(^▽^)o」


    「じゃ、これにしよ!・・・・」



    グサ!!!!



    「えっ!Σ(゚д゚lll)・・・うぐ・・・・な・・・なん・・・だ・・・」


    「Σ(゚∀゚ノ)ノキャー!!!!!!!!!」


    「あ・・・・お、お、お前は・・・・・」












    「ねぇ、返り血拭く・・・木綿のハンカチーフください・・・・」


    「・・・・ハイ!キャハo(^▽^)o」



    閑話休題


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    悲劇 ポン太君

     13, 2012 19:00
    今日はパパさんと最後のお出かけ!


    パパさんとは、もうすぐ知りあって15年の家族。


    パパさんがお仕事の都合でアメリカに行っちゃうのでお別れなのです。


    どこに連れて行ってくれるのかな?


    楽しみ楽しみ。


    あ、ついたみたい。


    ん?ここ、お犬さんがいっぱいだね!


    「よろしくお願いします。」


    あれ?パパさんどこいくの!?




    あれから、2週間が過ぎました。


    パパさん、会いたいよ~。


    お姉さんが僕にお注射するみたい。


    お注射嫌い!


    「ごめんなさい。本当にごめんなさい…」


    お姉さん!どうして泣いてるの?


    ああ…眠くなってきました。


    パパさんに会いたいよ…。


    「引っ越し決まってるんなら、里親ぐらい探してあげればいいじゃない!
    酷い飼い主!」


    ポン太くん…やすらかに…。


    休題


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    背徳のラプソディ―

     12, 2012 19:00
    嫌な事ばかりが続き、タカシは会社に有給を申し出て部屋を移る事にした。

    どうにも、やり切れない気分だったのだ。


    凛も、勤め先の市役所住民課をしばらく休む事にした。

    仕事がら、休みは取りずらかったが、仕事より重要な問題を抱えていたのだ。




    タカシの引っ越しは無事終わり、ひと月程過ぎたある休日の午後。

    買い物から戻ったタカシは、テーブルの上に置かれた手紙を見付けて血相をかえた。

    乱暴に開封して、全部を読み終える前に玄関を飛び出した。


    それを、凛は遠くの木陰からソッと覗いていた。

    凛の頬に、涙がつたった。



    (ごめんなさい。私の事は、もう忘れて!?)

    (私が、馬鹿だったの。)

    (一時でも、他の人を好きになった私が悪いの。)

    (貴方を忘れて、よそ見をしてしまった馬鹿な私をどうか許して!?)

    (本当に大切な人だったのを、失って気付くなんて…)

    (ああ~!こんなに貴方が好きだったなんて…)



    タカシは、辺りをぐるぐる見渡す。

    走りながら、必死に探していた。

    険しい表情で、携帯を耳にあて、懸命に話している。

    それでも目では凛を探していた。


    (ああ~!そんなに私を探さないで。
    私は貴方の前には、もう現れてはいけない女なの。)

    (駄目 駄目 私は汚れてしまった背徳の女なの。捜しちゃ駄目なの。)

    (タカシ…、愛してる。愛してるけど駄目…)


    その時、タカシの視界を一瞬凛の姿が掠めた。

    凛もそれを察した。

    踵を翻して逃げようとする凛。

    タカシは、それを全力で追った。

    街中に届けとばかりに、声を張り上げ凛の名を叫びなから。


    そして、ついにタカシは凛の肩に手を掛けた。


    (嫌、駄目よタカシ)

    タカシは凛を後ろから羽交い締めにし、全力で抱き締めた。


    「決してこの手を離しはしないぞ!。」

    タカシは、天まで届けとばかりに叫んだ。

    (ああ…タカシ…
    それ程迄に私を愛してくれているなんて…。)






    「間にあいましたか?」

    警官が声を掛けた。

    「はい…」

    返事をしながら、タカシは、手紙を警官に渡した。

    警官は、手紙を読むと徐に手錠を掛けた。



    凛の腕だった。


    手紙に、こう記されてあった。



    (何処へ引っ越ししても無駄よタカシ!

    貴方が何処に住んでいるかは、私には解るの。

    貴方は一生私のものよ。

    今度逃げたら、殺します。)





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    ボボ・ブラジル

     11, 2012 07:00
           




    昔、昔、その昔。

    とっても有名なプロレスラーがいました。

    その名も ボボ・ブラジル 

    結構強くて、人気を博していました。

    勿論、日本でもたくさん試合をしています。

    しかし・・・

    しかし、九州人にとってその名前は・・・・

    口にすることがはばかれるものでした。

    何故なら・・・・そのボボ・ブラジルと云う名前を九州弁で言うと・・・

    (/ω\)ハズカシーィ・・・・


    標準語に翻訳すると・・・・












    オ〇ンコ・ブラジル・・・と云う意味だったから~~~~~~!!!!


    恥ずかし、恥ずかし・・・・アナウンサーが連呼・・・ボボ!ボボ!(爆)

    閑話休題


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    伝説のセールスマン

     10, 2012 19:00
     俺は伝説のセールスマン。

    この世に存在する物・・いや、たとえ存在しないものでも俺に売れないものはない。

    なんでもかんでも売りまくってやる。

    もちろん、取り扱い商品はバッタ品だ。

    二束三文の品物をウルトラ高値で売りつける。

    詐欺紛い?

    ふん!

    騙される奴が馬鹿なのさ・・・

    今日はとびきりキュートな、バッタ品をこれまたとびきりキュートな婆さんに売りつけてやった。

    詐欺でもなんでも客が喜んでいるんだから問題ないだろう!

    さてさて、時間が余ったんでもうひと仕事とやって帰るか・・


    おー!カモがワンサカ居そうなマンションめっけ!

    ではでは、一番カモがいる真ん中あたりの階から行くとしよう。


    「ピンポーン」


    「はい・・・」


    「こんにちは!わたくし、郵便局の方から伺いました、庄司木と申します。」


    「はあ・・郵便局の正直さん?」


    「はい、今日はお客様にとってとてもラッキーなお話があり御伺いいたしました。」


    「なんですか?」


    「コンピューターによる無作為の抽選でお客様がご当選されました!」


    「えっ!何が当たったんですかっ!」


    「え~それはまず、こちらにお持ちしましたパンフレットをご覧いただければ・・・」


    「あ、はい・・・少々お待ち下さい。すぐ、開けます。」


    ククク・・・ドアさえあけさせれば、もうこっちのもんだ・・・


    [ガチャ・・]


    「どうぞ・・・」


    ん?何か若い男だな・・・まあ、誰だろうと俺様のセールスを断れる奴なんかいやしないから構はしないが・・・・


    中に通されて・・・・俺は・・・・自分の愚かさを悟った・・・







    「で、にーちゃん!いったい何が当たったんだ!」


    奥に鎮座している親分らしき人物の横にいるごっつい男のドスの効いた声が部屋に響いた。


    「にーちゃん・・・・詐欺だったら・・ブチ殺すぞ!」


    「あ…そ、それは・・・」





    悪いことは出来ないもんだ・・・


    めでたく俺は本当に伝説のセールスマンになった。



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    星に願いを

     08, 2012 19:00
    「は~い、みんな集まって~!」


    担任の山岡先生がみんなを集めた。


    「今から、天体観測を始めます。
    みんな、準備はいい~?」


    「は~い!!」


    クラスのみんなが、一斉に答える。


    「じゃあ…、みんな!
    流れ星があったら、ちゃんとお願い事するのよ~。」


    「は~い!!」


    天体観測が始まった。

    そうこうする内に、大きな流れ星があった。


    「わ~♪」


    「すげー!」


    口々に歓声をあげながら、みんな手を合わせお願い事をしていた。


    「みんな~!
    良かったわね~。
    お願い事した~?」


    「は~い!!」


    クラスのみんなが笑顔で答えた。


    「じゃあ、みんなのお願い事、せんせ~に教えて~!」


    笑顔の先生に、クラスのみんなが次々と答える。


    「私は、成績が上がりますように!」


    「私は、女優さんになりたい!」


    「僕は、宇宙飛行士!」


    「俺は、大金持ち!」


    爆笑が起こる。


    「あら?所君、どうしたの?
    お願い事出来なかったの~?」


    「ううん…。ちゃんとした。」


    「そう!
    どんなお願い事?」


    「言いたくない…」


    「え~!ズルいよ~!」


    あちこちから、非難の声があがった。


    「ほら、みんなも聞きたいって!
    所君、教えて~!」


    先生の言葉に仕方なく答えた。


    「僕は…。
    僕のお願い事は…。えっと…。」


    「もう~!
    焦らさないでよ~!」


    「あ、うん…。

    僕の願い事は…





























    みんなのお願い事が、叶いませんように!
    って…。」


    by 所ジョージ

    閑話休題


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    ビリーブ

     07, 2012 07:00
          



    この間はあなたとの約束を守れなくてごめんなさい。


    でも、聞いて!


    それには事情があったの。


    あなたとの約束を・・・・少し軽く考えてしまってたの・・・・


    お願い!許して!


    約束を破ってしまった私を、どうか許して!


    今度は絶対に約束守るから・・・・


    どうか・・・どうか・・・お願い!


    私をもう一度信じて欲しいの・・・・・












    来る、総選挙はあなたとの約束を必ず守る 民〇党へ!

    (`・ω・´)(`Δ´)!((o(>皿<)o)) !!


    閑話休題


    後記

    これを書いた翌日、自〇党の総裁が安倍さんの再登板に・・・・

    最後の一文は  安倍晋三 でも構いませんネ(爆)


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    東京持許許可局

     06, 2012 19:00
    東京特許許可局…そんな公的機関は存在しない。

    言っておくが、特許庁とは全く、なんら、これっぽっちも関係ない。

    しかし…。

    世の中、馬鹿は多いもんでお客はワンサカひっきりなしだ。

    早口言葉に騙されて、毎日黒山の人だかりだ。

    ウハウハだぜ~!

    今日もまたカモがネギ背負ってやって来た。


    「こんにちは~。あの~、特許の申し込みに来たんですけど…。」


    「あ、どうも、いらっしゃいませ!」


    お客様には、丁重にご挨拶せねば…ねぇ…カモなんだから。

    ぷぷぷ…!


    「申請でございますね~。はい、はい、こちらへどうぞ~!」


    「はあ…どうも…」


    「あ、生稲君、お客様にお茶をお出しして…。」


    「はい、課長」


    「あの、どうか、お構いなく…。」


    「いやいや、昨今の役人どもはお客様の有り難さをわかっておらんのです。

    わたくし共はあんな馬鹿役人どもとは違います。

    お客様がいかに大切な存在か良く理解しておりますので…。どうぞ、召し上がって下さい。」



    「はあ…ありがとうございます。」



    私は一言も嘘は言っていない。

    役人どもは馬鹿だし、客を客とも思ってない。

    誰から自分たちの給料を貰っているのか完全に忘れている馬鹿どもだ。

    私はお客様をとっても大事に思っている。

    だって大事なメシの種…カモなんだから。



    「では、こちらの書類にご記入下さい。」



    「はい…」



    「出来ました。これでいいですか?」



    「あ、はい…。ふむふむ…。はい、これで結構です。

    では、あちらで申請料と許可料をお支払い下さい。」


    「えっ!申請料だけじゃないんですか?」


    「アハハ…皆さん勘違いされてるんですよね。

    そういう決まりなんですよ~。

    おやめになりますか?」



    そんな決まりはうちだけさ~っと。

    ここで止めた客などいやしない。

    結局欲の皮の突っ張った奴ばかりなんだ。



    「いいえ…わかりました。」


    ほらね…。クククッ…。


    「どうも、ありがとうございました~!」



    ん!何?


    詐欺で捕まらないのかって?

    どうして、私が詐欺で捕まらないといけないのかな?

    私はここが特許庁だなんて一言も言ってないし、書類にだってそんな事は一言も書いてない。

    よ~く看板を見てもらいたいものだ。

    ここは…。



    東京 持 許許可局だ。



    うちは持許と云う民間資格の認可会社なんだから。


    ぷぷぷ…。


    「あ、いらっしゃいませ~!

    ようこそ~!!」





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    小悪魔ちゃん

     05, 2012 19:00
    「エヘッ 」


    みんな、私の事…小悪魔っていうの。

    私、小悪魔なんかじゃないのに、どうしてみんなそう呼ぶのかしら?

    サッパリわかりません。

    エヘッ

    私のお仕事は、みんなの魂を奪う事!

    お店じゃナンバーワンです!

    エヘッ

    昨日も常連さんの笠島さんが、私の為に一杯プレゼントを持って来ました。

    もう少しで笠島さんの魂は私の物。

    エヘッ

    虜にしちゃうの

    私の特技は、常連さんの耳元で…。

    内緒

    エヘッ

    でも、この特技のおかげで私は常にナンバーワンなのです

    エヘッ

    男の人って単純~

    い☆ち☆こ☆ろ よ~


    今まで、私から逃げられた人はいません。
    エヘッ


    今日の常連さんは、もう私の虜

    今日は、全部私の物にしちゃうのです

    エヘッ


    「あ、いらっしゃーい 田所さぁ~ん 待ってたわよ~ん 」


    「エヘヘ…。小悪魔ちゃん こ、これ、この間言ってた新作のバッグ プレゼントだよ 」


    「わ~ 嬉しい 」


    「そ、それで…。今日は、一緒にお店出れるのかな?」


    「うん もちろん 楽しみにしてたの~ 嬉しい 」


    そんなこんなで、お店を出て…。

    もちろん、行き先は ホテル

    田所さん、一生懸命頑張って…。


    私、ま☆ん☆ぞ☆く

    エヘッ

    ベッドで田所さん、心臓麻痺で死んでます

    田所さんの魂戴きました

    エヘッ

    私は、悪魔

    小悪魔ちゃんなんて、人間が勝手に呼んでるだけだもん

    悪魔が黒い服着て鎌持ってるなんて、有り得な~い

    可愛い女の子が悪魔してちゃいけない?

    貴方の魂も、ちょうだ~い

    「エヘッ 」





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    どぅ ゆぅ りめんばぁ みぃ

     04, 2012 07:00
       

    岡崎友紀 バージョン




    ribbon バージョン




    キタキマユ バージョン





    プルル~・・・プルル~・・・

    ガチャ・・・


    「ハイ・・・どちら様?」




    私を覚えていますか?

    遠くからあなたを見つめている事しか出来なかった初な私・・・

    時々・・・そっと、贈り物をしたり・・・

    あなたの声を聞きたくて・・・間違い電話のふりして電話したり・・・

    本当にあなたの事が好きで・・・







    「うるせ~~~!また、刑務所行きたいのか!ストーカー女!」


    閑話休題


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    真夏の怪談

     03, 2012 19:00
    筑波学園都市に程近い、ある地域に経営破綻し廃墟となった病院があった。

    そこは、地元の人間に魔物が出ることで有名な廃墟だった。

    優子とウエンツは久しぶりのデートを楽しんでいた。

    東京からドライブを楽しみ、久々の甘いひと時・・・・


    「優子、ちょっとあの廃墟入ってみない?」


    「え~!いやだ~・・・なんだか怖い・・・」


    「大丈夫だよ、まだ昼間だし・・怖くないよ!」


    ウエンツは、珍しい廃墟マニアだった。

    優子は、嫌々ながらウエンツの後ろについてその廃墟に入って行った。

    恐怖の始まりが目前に迫っていた。


    1階のロビーを通り突き当たりの階段から2階に上ると、薄暗い廊下が長く続いている。


    「優子!こっち、こっち・・・」


    ウエンツがある一室に優子を呼び入れた。


    「なーに?何があるの?・・・」


    優子の問いかけにウエンツは奥のベッドを指差した。

    その部屋は元々特別室として使われていたらしく、豪華な造りであった。

    ウエンツが指差したベッドも豪華な洒落た造りで綺麗なままだった。

    ふたりは、その意味に気が付かない・・・・廃墟となった病院のベッドが綺麗なままのはずがない・・・


    「優子、こっちおいでよ。」


    「うん・・・」


    ベッドに並んで腰掛けたふたりは、自然と寄り添いどちらともなく唇を重ね、抱き合い・・・

    そのままベッドに倒れこんで愛の交歓を始めた。


    「あ、・・う・・・ん・・・」


    ウエンツは手際よく優子の服を脱がし、自らも裸になった。


    「優子・・・久しぶりだから・・・オレもう我慢出来ないや・・・」


    「うん・・・いいよ。・・・・」


    ウエンツの手が優子の花園に伸びた時には、優子はウエンツを受け入れる準備が出来ていた。

    ゆっくりと、ウエンツが優子に入り・・・次第にその動きを速めて行った。


    「あ、そこ・・・あ・・・・んん・・」


    優子が快感に導かれ、ふと目を開けた・・その瞬間、優子に戦慄が走った。

    病室のドアの外に・・・薄暗くほとんど見えない廊下に青い三角の薄暗い光が、4つ・・6つ・・


    「いや~~~~~~~~~!」


    ウエンツは勘違いした・・・優子が快感から声を上げたのだと思ったのだ。


    「そんなに、感じちゃった?・・・」


    ウエンツの馬鹿な問いかけに、優子は首を振りながら叫び声を上げ続けた。


    「きゃーーーーーーーーーー!」


    優子の尋常ならざる様子に、さすがにウエンツも異常を感じ後ろを振り返った。


    「うわーーーーーーーーーー!」


    優子とウエンツの叫び声が重なり廃墟の病院中に響き渡った。


    そこにある青い光・・・・6つ・・8つ・・・・それは・・・・・



























    その廃墟に棲む、のぞき魔者・・・達の目が病室の窓からの光に反射して

    光っていたのだった。

    そこは地元で有名な覘きの廃墟だった。





    閑話休題


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    坂道の少女

     01, 2012 19:00
    沢田聖子forever


    3年間、毎朝行き交う少女がいた。

    帰りは、活水女子大のお姉さんたちで賑わうオランダ坂も、朝はひっそりとしていた。

    高校入学当時から、毎朝同じ時刻に同じ場所ですれ違う。

    ただそれだけの関係だった。


    毎朝すれ違うだけだが、最初と今は微妙に違う。

    ただ、黙ってすれ違っていた頃、

    目礼を交わし始めた頃、

    そして笑顔ですれ違うようになり、

    今ではおはようの声を掛け合うように。

    だが、今でも名前も知らない者同士、

    ただ行き交うだけの関係。



    僕は何時しか、少女に恋をした。

    坂道の少女…

    僕は少女をそう呼んでいた。



    「おい、碇!お前誰ば好いとっとや!教えんね!」


    いきなり、親友の森に問い詰められ僕は答えに窮した。


    「なんで隠しよっとや!おいたちは、親友やろが。」


    意を決して答えた。


    「やかましか!おいが、誰ば好いとってもよかやろが!ほっとかんね!」


    「なんねー。けちかねぇ。ああ、よかばい!そげんこと言うとなら、よかこと教えんけんね!」


    「なんね?よかことって!教えんね!」


    親友の森は、実の所僕が誰を好きなのか知っていた。

    密かに、坂道の少女の名前を調べてそれを僕に教えてくれた。

    持つべき者は、良き友だ。



    卒業が間近に迫り、僕は遂に決心した。

    告白…する。


    ある日の朝。

    少女がいつもの笑顔で坂道を下ってくる。

    僕は、大きく深呼吸して一気に言った。



    「ずっと好きでした。これ、読んで下さい。」


    人生で初めてのラヴレター。


    少女は、ハニカミながら…


    「ありがと…」


    そう言って、手紙を受け取り、駆けて行った。














    次の日から、

    坂道の少女と行き交う事は、

    二度となかった。


    休題


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