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    Heaven  1

     19, 2012 00:00

    夜の街に繰り出し、一杯ひっかけた。

    いい気分でぶらぶら歩いていると、いきなり後ろから女の声がした。


    「死ね」


    ドン!

    女が俺にぶつかってきた。

    その瞬間激痛が体を駆け巡った。

    刺されたのだ。


    「誰だ?クソ!…」


    気が遠くなりかかっていた。どうやら、刺され所が悪かっ様だ。

    気を失う寸前に、女の顔が目に映った。

    ああ、あの女か!

    確か昔、恋人といるところを、仲間三人で拉致って廻した女だった。

    思えば、ロクデナシの人生だった。

    有りとあらゆる悪事が俺の人生の全てだ。

    悪い事は何でもやった。楽しくて仕様がなかった。

    薬は飴玉の代わりで、女はただの人形だ。

    ヤリタイ女は、さっさと犯した。

    嫌いなヤツは殺した。

    まあ、今死んだ所で後悔はない。

    行き先は、どうせ地獄だろう。




    【ブラックアウト】




    いきなり目が覚めた。

    だだっ広い部屋のド真ん中のソファーに座っていた。

    目の前のテーブルには、あらゆる料理が並んでいる。

    両隣には、絶品の女。

    此処は何処だ?

    …どういうことだ?俺は死んだんじゃ無いのか?

    頭の中を、?がぐるぐる駆け巡った。


    「ふぉっふぉっふぉっ…」


    突然、目の前に白髪の爺様が現れた。


    「ふぉっふぉっふぉっ… 頭は、悪くなさそうじゃの!その通り。貴様は、死んだのじゃ。」

    何だこの爺!

    ん?

    どうして、俺の考えている事が解りやがるんだ?


    「ふぉっふぉっふぉっ… 此処はあの世じゃ。言葉なぞいらぬ。どうじゃ、ワシじゃとて喋っておるわけじゃなかろう!」

    確かにそうだ。爺はニヤニヤ笑っているだけだ。

    だとしたら、此処は何処なんだ。

    俺の行き先は、地獄以外に考えられないだが…。


    「ふぉっふぉっふぉっ… 貴様でも、行き先が気になるのか?何処でも良かろう!今、此処におる事が替えられる訳でもないしの!」


    まあそうだな。此処が何処だろうとかまやしねえや!


    「ふぉっふぉっふぉっ… そうじゃそうじゃ、さ、好きにするがよい。」


    最後の言葉が終わらない内に、爺の姿が消え失せた。


    「あっ!おいっ爺!何処行きやがった。」


    ふぉっふぉっふぉっ…用がある時は呼べ。ふぉっふぉっ…

    頭の中で声が響いた。


    「ハハハ、 ハハハ、アッハハハ!こりゃあいいや!アッハハハ!神さん、俺の行き先、間違えたんだな!アッハハハ!だったら好きにさせてもらうぜ!」





    つづく



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    こちらより




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