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    埼京線  4

     08, 2012 00:00
    別名、痴漢電車。


    まるで、ピンク映画のタイトルだが実際に存在する。


    警察やJRも対策を講じているが、万全とは言い難い。


    毎年、いや…毎月のように社会的地位のある馬鹿者どもが摘発され恥を晒している。


    電車での痴漢行為は、欧米ではあまり…殆どないと聞く。

    日本特有の恥知らずな犯罪だ。

    そういう趣味は、きちんとお金を払ってそういうお店で楽しめばいいだろうに…。

    人生を棒に振る愚かさが理解出来ない。

    最近、オリンピックで金メダルを獲得した柔道選手が教え子に(しかも10代)酒を飲ませて意識を失わせ乱暴する・・・という信じ難い破廉恥極まりない事件があったが・・・本当に人生を棒に振る輩の気がしれない・・・バッカじゃないの?




    山口義孝は警視庁のエリート官僚として出世街道まっしぐらの人生を送っていた。

    ただ、彼には悩みがあった・・・

    妻に頭が上がらないのだ。

    妻の由紀子は元東京地検特捜部長の娘で、その父の友人関係から二人の仲人は現在の警察庁副長官が務めた。

    しかも入婿での結婚。肩身が狭いのは当然だった・・

    その上、妻自身が大手新聞社の編集長まで出世しているのだ。

    いくら義孝がエリートだとしても妻の交友関係の引きなしでは現在の義孝の地位まで達するにはもう何年も時間が必要だったに違いない。

    それは義孝にも良く解っていた・・・いや、解りすぎていた。

    だから、全く由紀子に頭が上がらないのだ。

    日毎朝から由紀子に散々小言を言われ、内心殺してやりたいほど頭に来ていたがじっと堪えるしかない義孝であった・・・

    そんな日々が義孝を蝕んでいた。


    警視長である義孝が現場に出る事は通常ではありえない。

    しかし、義孝はここ最近現場に出ていた。

    ある楽しみを覚えてしまったのだ。身の破滅を招きかねない楽しみを・・・


    義孝は部下である婦人警官の桜井里美と、痴漢撲滅のための特別取締に現場へ出ていた。

    義孝自身が立案してチームを編成し陣頭指揮を執っていたのだ。

    勿論最初は警察官として正義感から考えたことだったが、日頃のストレスが義孝から正常な判断力を失わせた。

    コンビを組んだ里美は肉感的な女性であった。

    ある日、取締の最中満員電車の中で偶然義孝の手が里美の胸を押さえつける形になった。

    義孝は謝ろうとしたのだがつい、言葉を失ってしまった。

    だが、里美は義孝を非難する事なく俯いて黙っていた。

    里美には仕方のない事だ。

    一介の女性警官でしかない巡査が警視長に向かって抗議など出来るはずもなかった。

    しかし、この出来事が義隆の運命を決めた・・・


    次の日から義孝は仕事そっちのけで里美と満員電車に乗り始めた。

    痴漢撲滅の責任者が、部下を満員電車で痴漢していたのである。



    その日も義孝と里美は何時ものごとく満員電車に乗った。

    そして、何時ものごとく義孝は里美の体を弄び始めた。

    ねっとりと里美のふくよかな臀を触り始めた。

    里美もなんとか抵抗しようとするのだが、いつも義孝の一言でその力を失った。

    あの偶然胸を触られた形になった、最初の日に義孝からお詫びとして金を差し出され受け取ってしまったのだ。


    「金を受け取った以上これは合意の上だぞ!」


    低い声だが威圧した義孝の言葉に里美は力を失う。

    義孝は右手で里美の臀をまさぐりながら左手を豊満なバストに漂わせる。

    ここ最近の義孝のお気に入りのパターンだった・・・

    そしてゆっくりと右手を里美のスカートへと入れた。

    里美は嫌がりながらも、毎日そこは蜜を溢れさせていた・・・

    義孝を勘違いさせていた原因でもあった。

    今日もじっくりと愉しんでいた、その時義孝の正面から強烈な罵声が発せられた。



    「あなた!なにをしているの!」



    痴漢していた正面の座席に由紀子が鬼の形相で座っていた。

    隣では愛する娘加奈子が涙を流し父を非難の眼差しで睨んでいた。



    義孝は一瞬にして全てを失ったことを悟った。



    当然のごとくその日のうちに離婚された上、家を追い出された。

    次の日の朝刊には、妻が書いた現職警官の不祥事を糾弾する署名記事が新聞の一面を飾った。


    義孝は一夜にしてエリート官僚から・・・・変態への仲間入りを果たした・・・・


    閑話休題



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    こちらより




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