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    百鬼夜行抄  外伝  1

     10, 2012 19:00
    僕は、小泉純一郎。

    有名な元総理と同姓同名・・・

    でも、全くの赤の他人。

    僕のおじいちゃんは、小泉八雲・・本名ラフカディオ・ハーン。

    おじいちゃんは怪談話ばかり書いていた小説家だ。

    でも、でも、おじいちゃんは作り話を書いていたのではない。

    おじいちゃんの実体験を書いていたのだ。

    そう・・・おじいちゃんには全て見えていたのだ。

    僕もその血を受け継いでいて、色んなものが見えちゃうんだよなぁ~・・・

    この血は隔世遺伝らしく、僕の父にはその能力が無い。

    というか、その存在すら知らない・・・らしい。

    おじいちゃんの話によると、能力がある者にだけきちんとした話をするらしい。

    僕の能力をおじいちゃんが見つけたのは、妹の今日子が病気で死にそうになってたときに僕がそばにいた死神を追い払おうとしたときだ。

    その場にいた父や母は僕が何をしているのか分からず、ただ、妹の死に直面して癇癪を起こしていると思っていたみたい。

    ただ、おじいちゃんにも死神が見えていたので、僕の行動はおじちゃんにはハッキリと僕の能力を確信させたものになったようだ。

    残念ながら、死神を追い払うことはおじいちゃんにも出来ないらしく妹は死んでしまった。

    ただ、余りにも僕が悲しむのでおじいちゃんはそれを見かねて僕の式神になるはずだった妖魔を妹のなかに入らせて妹を・・・妹の体だけだが・・・生き返らせた。

    代々、式神とはコノ血を受け継ぐものの伴侶、または執事として生涯仕えるものらしい・・

    だから今、今日子に入っている妖魔は、本当は僕の奥さんになるはずだった・・・みたい。

    そのせいか・・・・すっごいヤキモチ焼きだ。

    時々、手に負えない・・・・。

    しかし・・・・まあ・・・こいつのおかげで父や母は妹を失う悲しみを味合わずに済んだし、僕も姿形だけでも妹と過ごすことが出来ているので文句は言えない。

    その上今日子に入っている式神は朱雀と云って結構有名な守り神らしく、召喚したおじいちゃんも羨ましがっていた。



    まあ、そんなこんなで・・・・色んなものが見える僕にはおじいちゃんの知り合いを通して様々な依頼が来るようになった。

    迷惑な話だ。

    しかも・・・来た依頼を結構解決してしまったので、その世界でそこそこ有名になってしまった。

    そうなるともっと依頼が来るようになり・・・・悪循環だ・・・・・

    父や母を心配させないように僕はこの能力を秘密にしているので、色んな出来事を隠すのも一苦労なんだ。






    今日もおじいちゃんの同級生だった、田中さんの、いとこの、ハトコの、娘さん・・・とか言う人から依頼があったようだ・・・

    ようだ・・・と、いうのは、やきもち焼きでメンドクサイ式神だが、仕事?は完璧にこなす・・・ほとんどの要件は朱雀がちゃっちゃと処理しているから僕はそのほとんどを知らないのだ。

    で、今日の要件も朱雀が終わらせてくれたものと思っていたが、何故か今回は気が乗らないらしい・・・



    「どういう事?なんでいつもみたいにちゃっちゃと終わらせてくれないんだ?」


    「う~ん・・・・依頼が、どうもカラス天狗に関係してるらしいの・・・」


    「カラス天狗?・・・・ふ~ん・・・でも、何故カラス天狗だと嫌なんだ?」


    「・・・・・・朱雀の天敵なの・・・カラス・・・」


    「ぶーーーーー!(笑)ハハハハハハ・・・・」


    「な、何よ!なんで笑うの?」


    「イヤ・・・ハハ・・・お前にも怖いものがあるんだと思ってさ・・・ぷぷぷ・・・」


    「なによ~~!そりゃあるわよ!これでもか弱い女の子なんだからね!」


    「また・・・ぷぷぷ・・・・笑わせてくれるわ!ハハハハハハ・・・・」


    「ひど~~~い!もう!・・・・」


    「ハハハ・・・・わかった、わかった・・・で、どこなんだ?」


    「あ、うん・・・千歳烏山・・・」


    「ぷ~~~~~~~~~~!ハハハハハハ・・・・烏山?ハハハハハハ・・・」


    「もう!何がおかしいのよ!」


    「だって・・・・カラス天狗退治してくれって・・・烏山から依頼って・・・・ギャハハ・・・」


    「もう・・・・いい加減に、真面目に考えて!」


    「ハハハ・・・わかった、わかった・・・・」


    「じゃあ・・・受けてもいいの?」


    「ああ・・・面白そうじゃん!ハハ・・・」


    「もう・・・知らないからね・・・・絶対大変なんだから・・・」


    「大丈夫!大丈夫!俺、鳥には免疫出来てるから・・・ハハハ・・・」


    「失礼ね!もう!・・・ほんとに知らないわよ!」


    てな感じで・・・・朱雀の忠告を無視して簡単に依頼を引き受けた僕に天罰が待っていた・・・・。





    つづく



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    こちらより




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