スポンサーサイト

     --, -- --:--
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    百鬼夜行抄 外伝 Ⅱ  6

     18, 2014 07:00



    里目氏の話がとっても長かったんで、かなり端折って要約すると・・・・


    まず、事の発端と云うかプロローグと云うか・・・


    約50年前(ここに居る人間、詐欺師以外は誰も生まれて無いけどww)本家の里見家の没落度合いが激しく殆ど破産状態に近かった。


    その当時、逆に分家に当たる里目家は高度経済成長の波に上手く乗っかり本家を遥かに凌駕する規模にあった。


    その時期丁度年頃の娘だった本家の伏子(本家では未だに女子は姫と呼ばれているらしい・・なので、通称は伏姫だったらしい)に恋心を抱いていたこの里目家の当主房八が、その財力にモノを言わせてほぼ人買い状態で降嫁(大げさだが未だに本家から分家への嫁入りはそう呼ばれているらしい)させた。


    然し乍ら、この伏姫、蝶よ花よと育てられてきた娘だった為(今で言えば超ワガママ娘)当主の房八をまるで下男扱いで夫婦生活など以ての外、指一本触れさせなかった。


    房八も惚れた弱みでしばらくの我慢と思っていたようだが、そうこうするうち思いを遂げる前に房八がポックリ行ってしまった。


    お陰で分家は房八の代で断絶の憂き目に合い、仕方無く分家の分家の里日家から今の当主の犬太郎さんを養子に迎えた・・・と、ここまでがプロローグ、かな。


    (これでやっと当主の犬太郎さんが自分の母に敬語を使っている意味が分かった。)


    さて・・・それから犬太郎さんが成人して嫁を迎え、先代とは一転して子宝に恵まれまくって8人もの子沢山な幸せな家庭を持ち、伏姫さんも数年前に亡くなる迄幸せに暮らした・・・めでたし、めでたし、な結末のはずが・・・


    伏姫さんが亡くなった途端、犬太郎さんの子供達に不幸が重なる。


    長男 仁(ひとし)がまず交通事故で死亡。


    同年に長女義子(よしこ)が不倫相手の家を放火、妻と子供を殺害してしまい、その賠償金で一気に現金資産を失ってしまう。


    しかも当人の義子も拘置所で自殺。


    翌年、三女の智子(ともこ)、次男忠(ただし)が登山中の事故で死亡。


    その捜索費用で持っていた山林の全てを失う。


    同年末、三男信三(しんぞう)が心筋梗塞で急死。


    今年に入って四女孝子(たかこ)、四男悌幸(さだゆき)が相次いで(理由は不明なままらしい)首を括った。


    残った子供は先程の次女の礼子のみ・・・


    伏姫亡き後たった数年で子供7人と資産のほぼ全てを失った事になる。


    事ここに至って、犬太郎さんが厄祓いを頼んで来たと云うわけだ。


    (しかし・・どう考えても遅きに失しているなぁ~)


    長い、長い話が終わって大体の事情を理解した頃、横に座っていた佐瀬子ちゃんが盛んに目配せしているのに気が付いた。


    「ん?何、佐瀬子ちゃん?」


    「あ、あの・・・あそこに黒い影が・・」


    と言いながら佐瀬子ちゃんが床の間の方を指差す。


    (まあ、あれは入ってきた時から気が付いていたけど・・・そんな大したもんじゃなし・・・で、放置していたけど・・・)


    「ああ・・・あれね・・佐瀬子ちゃん、退治しちゃって良いよ」


    「えっ?わ、私がですか?^^;・・・・」


    「うん、あれくらい大丈夫でしょ?(^O^)」


    「で、でも、私は小泉先生の様な力は無いので・・・」


    「大丈夫だよ、たいした奴じゃ無いし、見えるなら出来るでしょ?」


    と、ここでまたしても詐欺師とスケコマシが割り込んで来た。


    大人しくしてれば恥かかずに済むのに・・・ホント、バッカじゃねーの?ww


    「あ、あれは、儂が最初に気付いた水子の霊じゃ!儂が退治するから青二才と小娘は引っ込んでろ。」


    「いや、僕が退治します。亀戸さん、ホントに見えているんですか?」


    「な、何じゃと~~!青二才は引っ込んどれ!」


    「ハイハイ、お好きにして下さい・・・」


    (どうせ無理だろうけど、その間にホントの原因を見つけなくちゃ・・)


    「観ておれ!儂の力を存分に味あわせてくれるわ!」


    大見得を切った大先生はズイッっと床の間の方へ進む・・・が、如何せん詐欺師で能なしなもんだから下手にいる相手と逆の上手に鎮座してしまった。


    「ぷぷぷっ・・・」


    (おや?佐瀬子ちゃん、意外とキツイよその笑い・・・)


    「な、何を笑っているんじゃ!」


    「だって亀戸先生、相手は下手にいるのに・・・ぷぷぷっ」


    「な・・・こ、これは、わざとじゃ!離れたところから祓うのじゃ!」


    「ハイハイ・・・じゃあ、さっさと片付けて下さい。」


    「くっ・・・青二才め!見ておれ!」


    で、無駄なお祓いを始める詐欺師大先生だった。


    正体も知らずにどう祓うのか、興味津々www


    そいつの正体は・・・・・






    勿論ここで・・・続く・・
    関連記事
    スポンサーサイト

    COMMENT - 0

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。