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    面接

     01, 2014 07:00
    俺は鏡 陽一。

    超一流大学の首席を張ってる超・超エリート候補生だ。

    将来は超・超・超エリート間違いない。

    周りの皆が女と遊び回っていた時もひたすら勉学に励み、将来の事だけ考えて大学生活を送ってきた。

    その苦労が実りこの就活は向かうところ敵なし。

    すでに20社から内定を貰っている。

    しかし、本当の本命は今日面接を受けるA社である。

    うん?エリートなら官庁を何故受けない?って?

    ふん、あんなとこ年功序列で50過ぎるまで能なしの先輩たちにこき使われるだけ。

    本当のエリートは実力で勝負するもんさ。

    まあ・・・今日の面接も受かったも同然だけど・・・



    「やあ、鏡君。また一緒だね。」


    ちっ!またコイツか。

    この就活中しょっちゅう一緒になった嫌な感じの奴だ。

    イケメンなのを鼻に掛けてカッコばかりのイケスかネ~奴。

    大学も2流のくせして最終まで残りやがるんだよな~。

    ちっ!顔がいいだけでどんだけ得した人生送って来やがたんだろ。


    「ああ・・・君もまた最終まで残ったのかい?」


    「うん、運が良かったみたいでね。」


    ふん、そうだろよ。お前に実力があるはず無いもんな。


    「まあ、お互い頑張ろう。」


    「うん、そうだね。今回は鏡くんと一緒に内定貰いたいもんだなぁ~」


    フフフ・・・そうそう、最終までは残るけど、最後は僕が一人勝ちさ。


    「ねえ、この人がコウちゃんが言ってた鏡君?」


    なんだ?このド派手な女は?


    「あ、うん、そう。・・・鏡君、コイツ僕のこれ!」


    くわ~・・今どき小指立てるか?・・・てか、就活の最終面接に女連れてくるか~!


    「あ・・・でも、関係者以外入れないのでは?」


    「エヘヘ、私のパパ、ここの人事部長なの。」


    えっ!!!!


    「・・・あ、そうなんですか。・・・」


    「嫌だ、鏡くんたら・・いきなり敬語になっちゃった。フフフ・・・おかしい~」


    ・・・て、仕方ないじゃないか。人事部長なんだろ?


    「あ、いや・・・」


    しかし・・・まあ・・・ホントに派手な女だな・・谷間見えてるし、スカート短すぎだろ!


    「鏡くん、心配しないで良いよ。この子の父親は縁故なんかじゃ左右される人じゃ無いから。」


    ふん、誰がそんな心配するか。



    ガチャ・・・・面接室の扉が空いて・・・



    「では、次の方・・・」


    「あ、はい!」


    ヤツの番か。


    「コウちゃん、頑張ってねー」


    「うん、じゃ・・・鏡くん、お先。」


    「あ、うん。」



    あいつが面接室に入った途端、ケバ女が僕の横に座ってきた。


    「ね~、鏡くん・・・・」


    女の甘い匂いが僕の鼻をくすぐる。


    「わたし~、コウちゃんから鏡くんに乗り換えちゃお~かな~」


    甘い声で僕の耳元で囁いてきた。


    「え・・・あの・・・その・・・・」


    ・・・僕は勉強一筋でちょっと免疫が無いのだ。



    「ね~ってば~、鏡くんならきっとパパに気に入られると思うんだぁ~」


    ドンドン密着してきて腕に大きめの胸が当たってるし・・いい匂いだし・・・

    スカートから覗く足は結構綺麗だし・・・・

    僕はだんだん鼻息が荒くなって来てしまった。


    「コウちゃんに内緒で・・・この後どっか行かない?」


    とうとうケバ女が僕の手をとって自分の胸に押し付けてきた。

    柔らかいし・・・いい匂いだし・・・あ、やば・・・


    「あ、う・・・その・・・」



    ガチャ・・・


    「ありがとうございました・・・」


    「あ、コウちゃん、もう終わったの?」


    ケバ女は無い事も無かったようにあいつの横に立っていた。


    「では、次の方・・・・」


    あ、俺の番だ・・・・しかし・・・


    「次の方・・・・?・・・・鏡さん、いらっしゃいませんか?」


    「鏡くん、どうしたの?」


    あいつが声を掛けてきた。


    「あ、いや・・・」


    「君が鏡さん?どうしたんですか?さ、早く立って、部屋に入って。」


    「あ、いや・・・その・・・もう・・・・」


    立ち上がれなかった・・・だって・・・・


    「嫌だ!鏡くんたら・・あそこ勃ってる~~~!やらし~~~~~!!!!」


    ケバ女が大声で叫びやがった・・・・しかもあいつと二人で笑っていやがる・・・

    ハメられた・・・・

    くそ・・・・ハメたかったのに・・・・・






    勿論、採用通知は来なかった。





    閑話休題
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