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    埼京線  2

     26, 2012 07:00


    埼京線、別名痴漢電車。

    不名誉な称号は、警察,JR,の努力も虚しく返上されていない。

    日本特有の破廉恥な犯罪。

    何故、その犯罪のリスクの大きさに気が付かないのか本当に不思議だ・・・。


    いつも以上に今日は混んでいる。

    無!計画停電の影響がここにも現れていた。

    私は幸運にもドア横の座席に座ることが出来た。


    周りはサラリーマン風の若者たちや、ちょっと草臥れた管理職たち・・・。

    その中に1人の若い女性がいた。

    ドアを前に見て、手をドアについている。

    私は直感的に危ないと思った。

    背後が余りにも無防備なのだ。

    この電車で、あの態勢は飢えた狼のまえに裸で立っているのも同然だ。

    案の定、一人の怪しげな奴が女性の後ろに近づいてきた。

    女性の後ろに取り付くと持っている鞄で手元を隠した。

    私は確信した。

    絶対に痴漢だ。

    しばらくすると、女性が身を捩りだした。

    しかし、この混雑では体の角度さえ変える事は難しい。

    女性の苦難は続いているようだ。

    いや、増している。

    女性の顔が紅潮し始めていた。

    私は不思議に思った。

    何故、声を上げないのだろうか。

    そんな事を考えているうちに、なんと女性の両脇にも痴漢らしき者たちが移動して来ていた。

    この混雑の中、いったいどうやって移動したのか!

    そうまでして、痴漢したいのか・・・。

    私には理解出来ない。

    痴漢で検挙された後の人生がどんな事になるのか想像しただけで身震いする。

    一生変質者のレッテルを貼られて生きていかなくてはならないのだ。

    女性は3人の痴漢たちに体を弄り始められた。

    身を捩り逃れようとするが、最早手遅れだ。

    体の周り全てが痴漢に固められている。

    なんとそこに新たな痴漢が何人も集まり始めた。

    こいつらはグループか!

    見事!な連携で入れ替わり立ち代り女性を弄っている。

    呆れた奴らだ!・・・

    し、しかし、・・・

    なんと!

    痴漢されている筈の女性が、痴漢どもに身を任せ始めたではないか!

    私の席まで女性の吐息が聞こえてきた。

    勿論、周りの乗客達も気がついている。

    吐息がだんだん喘ぎ声に変わり始めた。

    私はいけないと思いつつも女性の体に目が釘付けになった。

    女性の喘ぎ声が絶頂を迎えた瞬間・・・・。










    「カット!・・OK!」







    監督の声が響いた。





    ADさんが私に声を掛けた。

    「ありがとうございます、エキストラさんは、どうぞ立って電車を降りて下さい。」

    あ、いや・・・

    もうすでに・・・

    ・・・ちょっと・・今は・・動けません・・・・。




    閑話休題



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    こちらより




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