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    くいずです!  リターンズ

     24, 2012 19:00

                    ☆


    「・・・・懲役12年に処す。理由・・・・」


    俺は、「くいずです!」野郎に嵌められ3億円強奪事件の犯人に仕立て上げられた。

    懸命の弁明に誰も耳を貸さず、そのまま刑務所暮らし・・・・

    長く、辛い10年を過ごす羽目になった。

    仮出所で刑務所から出所した俺はその後の人生の全てを「くいずです!」野郎を見つけ出すことに費やした。

    高い金を払って情報屋からあらゆる情報を集めた。

    そして、遂に・・やっと・・・「くいずです!」野郎の招待を突き止める事に成功した。

    「くいずです!」野郎の正体は、大田 仁 セコイ詐欺師野郎だった。


    報復してやる!ぶっ殺す!


    俺は「くいずです!」野郎の隣に引越し、どうにか合鍵を作ってその日に備えた。

    そして、念願の日はやって来た。


    その日、「くいずです!」野郎はセコイ詐欺を働き、なんとか成功させていい気分で一杯引っ掛けて帰ってきた。

    俺はこういう日を待っていた。

    そう、あの日俺もいい気分で帰ってきたんだ・・・

    「くいずです!」野郎が寝静まり、そしてあの時刻になった。

    深夜3:00・・・・

    俺は至福の時を迎えた。

    遂に、遂に、この日が・・・・

    俺は合鍵を使い、奴の部屋に侵入して決めておいた隠れ場所に身を潜めて復讐を開始した。


    深夜の静まり返った部屋に電話の呼出音が響いた。


    プルルルルル・・・プルルルルル・・・


    「んん?・・・3:00?・・・誰だ、こんな時間に!・・・」


    「くずです!」野郎は自分の事は棚に上げて、そう吐き捨てた。


    「はい・・・大田ですが・・・どちらさま?・・・」


    「くいずです!」


    「な、なに~?・・・」


    「正解したら、3億円です。」


    「な、何を言ってるんだ!・・誰だ!・・こんな夜中に悪ふざけはやめろ!」


    「3億円、要りませんか?」


    「い、いるか!そんなもん!いい加減にしろ!」


    「残念ながら、3億円は先渡ししてありますので、あなたに拒否する権利はありません。」


    「な、何を言ってるんだ!訳の分からないこと言ってんじゃねぇ!」


    「正解できなければ、3億円の代償としてあなたの命を頂きます。」


    「な、何?い、命?・・・だ、誰なんだ!俺に何をしようと言うんだ!」


    「それでは問題です。」


    「まて、答えろ~誰なんだ~!」


    「制限時間は1分です。」


    「まて、待ってくれ」


    「昨年、女優の宮崎あおいが離婚しましたが・・・その、夫は・・・」


    「ちょっと・・・・あ、あ~・・・答えればいいんだな!・・・高岡蒼甫だ!」


    「ですが・・・ふふふ・・お手つきデスヨ・・・」


    「あ、いや、わかった、答えるから・・・問題の続きを言え!」


    「夫は高岡蒼甫ですが、本当の離婚の原因となった、宮崎あおいの不倫相手は誰?」


    「な何?宮崎あおいが不倫していたと言うのか?」


    「・・・・あと30秒・・・10秒・・・」


    「ま、待て・・・」


    「ブー!時間切れです。それでは、命を頂きます。」


    「ま、待て、・・お前はいったい誰なんだ!・・・大体、本当に宮崎あおいが不倫していたのか!」


    「私が誰か・・・自分で考えるんだな!クイズの答えは・・・メイドの土産だ、教えてやる。V6の岡田准だ。・・・・プチ!プー、プー、プー・・・」


    「あ、ちょっと、待て!・・おい!・・・」


    「プー、プー、プー・・・」


    「ち、くそ!・・・こんな夜中にイタ電か!」


    俺は身を隠していた場所を出て、奴の元へ向かった。

    そして、奴が再びベッドへ潜り込んだ時、無言で奴の胸にナイフを突き立てた。


    「ぐわ~!」


    奴の断末魔が部屋に響きわたった。

    俺は遂に、遂に、復讐を果たした。

    長い長い年月だった・・・・


    ピーポー、パーポー・・

    ドアを叩く音が響く・・・


    「警察だ!ドアを開けろ!」


    え?なんだ?こんなに早く警察が来るなんて・・・なぜだ!

    その時、俺の携帯が鳴った。

    プルルルルル・・・プルルルルル・・・


    「はい、・・・・どちらさん?」


    「くいずです!」


    「な、な、なに~~~~~~~~!!!!」


    「ふふふふふふ・・・久しぶりですねー・・・」


    「ちょっと、まて!・・・ど、どういうことなんだ!」


    「さてね・・・では、問題です。」


    「ちょっとまて~~~!」


    「ダメ!時間がありません。ふふふふ・・・問題です。あなたが殺したその男、だ~れだ?」


    「だ、誰だって・・・大田 仁・・お前じゃ・・・」


    「ふふふふふふ・・・俺は、多田 仁・・・ただ じん だ。おおた じゃないよ・・・」


    「な、な、何~~~~~~!」


    「じゃあな!人殺し君!・・・・プチ!・・・プー、プー、プー、・・・」


    「ま、待て、待ってくれ~~~!」



    ドンドン!ドンドン!


    「警察だ!さっさとココを開けろ!」

    今日も真夜中に電話の音がする・・・

    プルルルルル・・・プルルルルル・・・



    「くいずです!」



    閑話休題




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    こちらより




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